「映画鑑賞」も解禁へ、だが「複雑な年齢」を実感…

コロナ禍の影響で、自宅周辺や東京での仕事の際に自粛していた事を、7月からは一斉に「解禁」しようと決めた。

仮に、強毒化した新たな変異株が猛威を奮うまでの4~6ヵ月程度の「束の間の安寧」だったとしても、今は敢えて「動く時」だと思うからだ。

既に「役員慰安旅行」の再開を決めたが、次は何を解禁しようか?

うん、まずは「映画鑑賞」だよな。

『八ヶ岳稿房』で書いたことはなかったが、元々、「映画鑑賞」は、結構、好きな方だ。

Netflix、U-NEXT それに Amazon Prime といった動画配信サービスには加入している。

ゆえに、新作映画も劇場公開から4~6ヵ月程度の遅れで鑑賞できるのだが、やっぱり映画館の大画面迫力には、自宅では味わえない魅力がある。

全国を講演活動で巡業していた頃は、講演と講演の隙間時間が勿体ないので、現地の映画館にフラッと立ち寄って映画鑑賞なんて事が、時々(かなり頻繁)にあった。

映画鑑賞じゃない時は「縄文土偶の探訪」というのが、お決まりのパターンで、兎に角、いつも慌ただしくて、そして楽しかったな…

自宅最寄り駅の新百合ヶ丘には、シネコンの「イオンシネマ 新百合ヶ丘(スクリーンは9面)」と 川崎市アートセンターの「アルテリオ・シネマ」という小劇場がある。

イオンシネマ新百合ヶ丘には、「KINGDOM Ⅱ」のシネ宣が掛かっていた。確か7月中旬に公開だったな…
新百合ヶ丘駅前、自宅から歩いて12~13分の場所に「イオンシネマ 新百合ヶ丘」の入ったイオンのビルがあるのは、映画鑑賞にはやっぱり便利だ!
アルテリオは「映像館」と「小劇場」から構成される。「映像館」の方が「アルテリオ・シネマ」であるらしい。駅の反対側なので、こちらは自宅から歩いたら20分以上かかるだろう。
アルテリオ・シネマは、自宅のある「王禅寺地区」とは駅の反対側にある。一戸建て中心の王禅寺地区と異なり、駅の反対側はマンション中心だ。

映画鑑賞には、そこそこ恵まれた環境と言えるだろう。

この点は間違いなく「八ヶ岳」に対する大いなるアドバンテージである。

八ヶ岳界隈では「茅野新生劇場(時々上映しているのかな?)」とか、原村の「星空の映画祭(夏場だけ?)」があるようだが、残念ながら「私の映画鑑賞基本路線」と交わることはない。

東京での仕事に空き時間が出来た時は、お気に入りの映画館が2つある。

「TOHOシネマズ」の「日本橋」と「六本木」で、稀に空き時間ができた時は、結構強引に「突撃鑑賞」したりするのだ。

だが、こう言った「隙間時間の有効活用型」や「自宅周辺でのお気軽型」の映画鑑賞スタイルは、すべて「過去形」。

2020年3月以降は、映画館での映画鑑賞は「すべて封印」。

映画館に行かなくなって、もう2年4ヵ月になろうとしている。

この間、予約関連のアプリはアンインストールしてしまったし、TOHOシネマとイオンシネマは年会費の更新も止めてしまった。

そんなわけで、現状、私は映画鑑賞の手立てに関しては、真っさらの状態であった。

そこで、まずはアプリのインストールや会員再登録から始める事にした。

TOHOシネマもイオンシネマも、気のせいか、アプリが随分と洗練されたような気がするな…

こうして「スマホで何でも出来る時代」 がどんどん加速して行く。

違うかな?

スマホがないと何も出来ない時代」が到来しつつあると言うべきだろう。

「アルテリオ・シネマ」に関しては、スマホアプリはないが「会員制度」なるものがある事を初めて知った。

会員特典の他に「全国ミニシアターの相互割引制度」も付与されるとの事。

ミニシアター応援という気持ちも込めて、入会する事にした。

アルテリオ・シネマの受付スペース。ここで会員申し込みをした。ミニシアターというと、田舎の町の古い映画館をイメージするのだが、ここは清潔感いっぱい!
アルテリオ・シネマの会員制度があるのを知って、初めて会員になってみた。会員証オンリーで、アプリはないんだな(右)…  一方で、TOHOシネマズは、アプリだけでなく、依然として会員カードもあった(左)。
アルテリオ・シネマの上映予定作品のポスター。こちらはいかにも「ミニシアター」の雰囲気だ。

——

実は、新鮮な驚きがあった。

改めて各館の基本料金表を見たら、TOHOシネマとアルテリオ・シネマには「シニア割引」という制度があって、一般料金 1,800円に対して、シニアは 1,100円との事。

イオン・シネマは、確か「ハッピー55」とかいう割引制度があって、既に55歳から1,100円だったはずだ。

シニアの定義って「65歳以上」だろうなと思ったら、なんと「60歳以上」。

私は、昨年の誕生日から、もう「シニア」だったのか? (゚◇゚)ガーン

自分では、精神的にも、身体的にも「シニア」だなんて思った事は、これっぽっちもないので、正直、ちょっとショックだった。

一方で、これまで「還暦のメリット」なんて享受した記憶が無いので、ちょっと嬉しい気もする。

今日で私は「60.7699歳」。そういう「複雑な年齢」なのである。

 

by『八ヶ岳稿房主』