昨日は午前中を使って、八ヶ岳オフィスでオンラインでの税理士さん対応を済ませる予定だったが、結局、経理処理ソフトをインストールしたノートPCのトラブルで半日を棒に振ってしまう形となった。
若い頃であれば、狂ってしまった予定をその日の内に修正しようと無理をしたのだが、自分の会社を設立して八ヶ岳にオフィスを構えてからはそんな事はしなくなった。
「もう気分が悪いんで、仕事はや~めた!」と、税理士さんとへの対応日を11日へとリスケした段階で即断。
急遽、午後は社主さま(家内)と「花を巡る旅」をする事になった。
私の八ヶ岳ライフの基本コンセプトは「木々に守られた暮らし、木々に囲まれた仕事」であり、花にはあまり興味も知識もない(除く、ブッドレア)。花の方は社主さまが専門だ。
この時期って、何の花を見に行くのがご所望かと彼女に問うと、即座に「薔薇」との答えが返ってきた。
天気予報で今日(4日)の天気は「大荒れ」と報じていたので、その前の「花巡りの旅」はナイスタイミングだとも言っていた。
どこの薔薇園を訪れるかの選定は、社主さまに委ねたところ「高遠 しんわの丘ローズガーデン(https://takato-rose.org/)」に決まった。
へ~、髙遠って桜だけでなく「薔薇」も名所なんだ。
しんわの丘 ローズガーデン着は午後2時。高遠城址公園のすぐ近くである事に驚く。
実は、私の「薔薇」に対する印象はあまり良くなかった。そもそも「棘(トゲ)」のある植物は大嫌いだ(刺さったら痛いもの…)。
加えて、新百合ヶ丘自宅周辺をウォーキングすると狭い庭に薔薇をゴチャゴチャ植えている家が、結構多い。それも茎を歪めてフェンスやトレリスに這わせるなど「無理している花」という印象が強かったのだ。
だが、しんわの丘の印象は違った。丘と言うより山の斜面を使った広々とした敷地である。
後で調べたら8,851㎡(八ヶ岳本宅・オフィス敷地の4倍以上だ)の敷地に、約270種、3,000本余りの薔薇が植えられているという。
なんか「チマチマ感・歪み(め)感」が無くって、これなら好感持てるな…
それにしても「薔薇の種類」の多さとそのネーミングのお洒落さにちょっと感動した。でも、とても覚えることは出来ないぞ…
社主さまは、目を輝かせながら1本1本の木を正に「鑑賞」。
私は途中から、もう薔薇の名前は気にしなくなった。所詮、み~んな薔薇さ!
「薔薇が咲く、薔薇が咲く、僕の薔薇ではないけれど…」と呪文を唱えながら約1時間掛けてローズガーデンを散策。
最後は売店でお楽しみの「ソフトクリーム・タイム」である。
社主さまに「バラ味」の購入を頼んでガーデンベンチに座って待った。すると「バラ味はもう売り切れだってさ。」と言いながら戻ってきた。
オイオイ、ローズガーデンって名を冠した場所でそれはないだろう…
結局、バニラを味わうことになった。何処にでもあるような普通の味だった。
朝から上手く行かない日って、こんな感じなんだよな…