今日の八ヶ岳は午後から小雨が降り続いている。だが、決して寒くはなく、まるで本格的な春を迎えるための移行儀式であるかのようだ。
午後4時前には今日が〆切日であった2件の仕事を終え、ちょっと息抜き出来るような状況になった。でも、雨じゃあ出歩く気はしないな。
そうだ、オフィスの「ドゥーパ」収納コーナーがいっぱいになっていたんだ。本宅のホビールームに移して、ついでに書棚の整理をする事にしよう。
ドゥーパを10冊程移動して、ホビールームの書棚の雑誌の位置を変更。
すると、ボックスファイルにマニュアル類のファイルと一緒に収納されていたちょっと厚めのプラスチックケースがある事に気が付いた。これ何が入ってるんだっけ?
開けてみると、SONYのデジカメが2台入っていた。バッテリーはしっかりと外してあり、乾燥剤まで入れてあった。こりゃ、私の手口だな。
おっと、懐かしいな。2台とも、八ヶ岳本宅購入直後に大活躍してくれたデジカメじゃないか。
1台目が、DSC-P1。インターネットで調べたら、発売日は2000年10月。八ヶ岳ライフを始めた年の秋に売り出された21年前のデジカメである。
ああっ、このデジカメは八ヶ岳ライフ撮影用に最初に購入したコンパクトタイプの方だったな。
もう1台は、DSC-FX77。こちらの発売日は、2002年11月なので19年前になる。
この機種も良く覚えているぞ!自撮り可能な回転レンズで、当時としてはまだ珍しい Bluetooth(昔は青歯って言ったよな)機能も搭載していたんだ。
20年程前のデジカメ2台が急に出てくるなんて、まるで「雨の日の亡霊(Ghost in the rain)」って感じだな。
それにしても、両機種共にデザインがお洒落だ。私が大好きだった頃のSONYの「ちょっと冒険した」デジカメと言えるだろう。
デジマビ(フロッピーディスクが記録媒体のデジカメ)みたいに、バッテリー充電したら「奇跡の復活(https://triglav-research.com/?p=21426)」をするかな?
でも、もうこのタイプの充電器が無いような気がするな。
そうだ、メモリーカードは抜いてあるかな?
DSC-P1の方は無かったが、DSC-FX77の方には、懐かしいメモリースティック(メモステ)の128MBが残っていた。何か写真が記録されているんだろうか?
恐る恐るオフィスのデスクトップPCで読み込んでみると、2003年1月~5月撮影の写真が、かなりの枚数記録されていた。
見た事の無い写真ばかりなので、どうやらPCに取り込む事を忘れていたメモステだったようだ。
18年前の3月って、雪はどの位積もってたんだろうか? 撮影日を確認すると「2003年3月9日」で20枚程写真があった。その内の数枚がこんな感じである。↓
現在とは正に「別世界」だ。メインウッドデッキの上には「かまくら」があるし、庭は深い雪に埋もれている。
2012年に亡くなった愛犬「カリン」はまだ若々しいし、当時の愛車は「ランクル100」だ。
メインシンボルツリー「ウラジロモミ」の直径は、現在の3分の1程だし、なによりも「オフィス」が無い。
今年で22年目を迎えた我が八ヶ岳ライフの「変遷」を象徴するような写真ばかりである。
そう言えば、先日、「SONYのデジガジェ分野における復活の手応えは感じられない(https://triglav-research.com/?p=31079)」なんて書いたばかりだ。
本当に恨んで出てきたんじゃないだろうな…