「緊急地震速報」の代役を『雉(キジ)』君に担ってもらうためには、まずは、かつてのように、我が家の庭に頻繁に来ていただかなくてはならない。仲良くなるのはその後だ。
今回の決算山籠もり作業期間中は、Amazonで購入した「雉笛」をオフィス・ウッドデッキで日に数回は吹いてみた。地震直前の「ケーン」といった感じの甲高い鳴き声にはならないが、慣れてくると、それっぽい音が出るようになってきた。
だが、今日で5日目になるが、雉君の姿は影も形もない。やはり「お持てなしの心」がないと、雉君を招くのは難しいのかもしれない。
そう考えて、昨日、富士見の町に出た際に、100円ショップ(キャンドゥ富士見店)に立ち寄って、雉君用の「給餌台」に使えそうな部材を調達してきた。
ちなみに、敷地内の樹木の対DEER軍団用防御装置のほとんどは、100円グッズとオフィス・セルフビルドの残材の組み合わせで出来ている。
給餌台位ならば、わざわざオフィス地下室から電動工具を取り出す必要はない。今日の昼食後に空き時間がちょっとできたので、オフィスに常備している小型の電動インパクト・ドライバを持ってメインウッドデッキの作業台に向かった。
土台になる2×10の端材をメインウッドデッキの下から探し出してきて作業開始。と言っても、所要時間は3分程度。
100円ショップで購入したプランター用の水受けに皿にビスを4本打って端材に固定。水抜き穴をドリルで7カ所開けただけである。
工夫したのは端材と水受け皿の間にこれも100円ショップで以前購入してデッドストックとなっていた発泡スチロール製の模造タイルを挟んで、水抜きしやすい構造にした事位だろうか。
迷ったのは給餌台の置き場所である。本宅やオフィスにあまり近いと雉君は警戒するだろうし、かと言って、あまり遠すぎると雉君のご来訪に気付かない事もある。
結局、オフィスウッドデッキから見下ろす事になる合併浄化槽のメンテナンス用蓋の上に置く事にした。ここならば、オフィスの窓から観察する事も可能だ。
早速、ウッドデッキのガーデンラウンジベッドに寝転がって雉笛を吹いてみた。「ヴッ、ヴッ、ヴッ、ヴッ、ヴッ~」
ちょうど上空を飛んでいたカラスが「クワァ~」と返事をしてくれた(ような気がする)。
雉君からの応答は残念ながら、まだ無い…