今週は東京での仕事が続き、八ヶ岳の様子はカメラ越しに眺めるしかない。今日は朝から自宅書斎でデータ分析作業に取り組む予定を組んだ。お昼前、作業が一段落したところで、八ヶ岳の状況をチェック。
メインウッドデッキと枕木テラスが濡れている。小雨が降っているのだろうか? ああ、敷地内の雪は完全に解けているな。
外気温は10.4℃に対して、オフィスの室内気温は19.2℃。随分と暖かくなってきたな。オフィスを離れて丸5日が経過しているが、ログオフィスの中は、調温効果でかなり暖かい。
珈琲を飲みながら、一昨日の「朝の満員電車」の凄まじさをふと思い出した。川崎自宅の最寄り駅は小田急線の「新百合ヶ丘駅」である。小田急線は50年越しのプロジェクトであった「複々線化」が終わり、明日(17日)から新ダイヤに移行する。
「混雑の大幅緩和」「所要時間の短縮」「着席機会の改善」「都心へのダイレクトアクセス実現」等々の良いこと尽くめをアピールする大キャンペーンを実施中だ。
最も混雑する区間・時間帯でも「新聞を楽な姿勢で読める」程度の状態になるそうだ。そもそも最近は、スマホでニュースをチェックする人ばかりなので「新聞を楽な姿勢で読む」というイメージがピンとこないのだが、増設本数等を確認すると、確かに効果は大きそうだ。
「もう小田急の朝の満員電車は無くなるのか…」と、ちょっとサラリーマン時代の通勤風景を懐かしく感じた。じゃあ、記念に「最後の満員電車」を味わおうかという気分になり、よせばいいのに、一昨日の朝は、わざわざ7時半過ぎの「通勤時間帯」の電車に乗ったのだ。
時刻表も何も確認せずに、ちょうどホームに到着した電車の先頭車輌の前から2番目のドアより乗車。ん?? 全然混雑してないぞ。この状態なら新聞持ってたら読めるじゃないか?正直、肩透かしであった。
「次は登戸か。複々線化は登戸まで進んだんだよな。」なんて事を考えていたら、何故かお隣の「百合ヶ丘駅」に停車した。あとで確認したら「7時40分発の準急綾瀬行き」に乗っていた事が判明。以降、どんどん乗客が増え続け、成城学園前で乗客がさらにどっと増え、遂に「あの地獄の満員電車」状態に陥った。
ひえ~、身動き出来ないよ~。日本のサラリーマンは、朝からこんな「苦行」に耐えているのか…最初は、そんな事を考えていたのだが、数分経過すると、様々な「不安心理」が芽生えてきた。
今、首都直下型地震が起きたらヤバいよな。前を走っている車輌が脱線していたら、先頭車両は突っ込んで乗客全滅かな? ああ、先頭車両になんか乗るんじゃなかった。
こんな時に、北朝鮮がミサイル発射したらどうなるんだ。Jアラートで警報流れても逃げ場が無いぞ。
ん?? 周辺にやたらマスクをして、人相を隠している奴が多いぞ。もしかして、こいつらテロリストか。まさか、バイオテロを目論む連中が乗った車輌を選んでしまったのか…
なんて「不吉な事」ばかりが頭をよぎる。「小鉢男」とは、そういうものなのである。
こんな状態も「代々木上原」までの辛抱だと思っていたのだが、何故か「代々木上原」でも乗ってくる人の方が多い。結局、「国会議事堂前」で下りるまでは「強度のストレス状態」が続いた。
Fitbit Alta HRの心拍数記録をあとで確認したら、この間の心拍数は本当に110~130で推移(=安静時心拍数の倍近い水準)。「有酸素運動」を45分程継続したとFitbitは判断していたのである。
ダイエットには効果があるかもしれないが、たった1回の満員電車で、寿命が1週間位は縮まったような気がした。
そもそも八ヶ岳にオフィスを構えた主たる理由のひとつは「満員電車」なるものが何よりも嫌いだった事にある。これに比べると、片道2時間弱は要するもののD4での出勤は「快適」そのものである!
『オフィスを八ヶ岳に構える』事の素晴らしさを再認識させてくれた1日だった。
そして、色々な意味で「満員電車 サヨウナラ~」