弊社会社ロゴに滲み出る「八ヶ岳愛」

今日は、旧『銀行業界鳥瞰図』の読者層(金融業界)にはお馴染みだが、新読者層(土偶さんファンやDIY派)の多くはご存じないと思われるネタを、最近のエピソードに絡めながら紹介したいと思う。なお、理由は不明なのだが、今週に入って『オフィス・セルフビルド回顧録』系のビュー数が急ピッチで増加してきている。にほんブログ村への登録は「DIY」系にすべきだったのかな??
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昨年のクリスマス前に、某プレス(マスコミ)の方から、「稿房通信」のお問い合わせ経由で面談依頼のメールが寄せられた。「地域銀行経営統合のこれまでの評価と今後の行方」について意見交換したいとの事。旧『銀行業界鳥瞰図』の頃は、そんな依頼は頻繁にあったが、銀行ネタを封印してからは初めての事だった。その時期は2017年ビジネスの手仕舞いモードに入っていたので、年明けの東京でのお仕事Dayにという事で持ち越し。一昨日、講演と講演の間の時間に六本木の某ホテルのラウンジでお目にかかる事になった。

初対面の挨拶も十分にしないまま、私の方から「どういう経緯(切っ掛け)で依頼をいただいたのでしょうか?」と問うた。先方さん(予想していたよりもかなりシニアの方だった)によると、某大手地銀の専務さんから「地銀の再編については、トリグラフのOさん(私)に聞くのが、一番早いよ。とっても細かいデータの資料を紙芝居のように面白く話してくれるから…」といった感じの推薦があったらしい。私は「紙芝居のおじさんか・・・」と思いつつも、あの専務さんの知り合いなら信頼できる人だろうなと安心した。

その後、名刺交換。ちょうど刷り上がってきたばかりの「2018年バージョン」の新名刺を差し出す。先方さん、私の名刺をじっと眺め「光沢があって、高そうな名刺ですね。」と呟く。「いや~そんな事ないですよ。」と口では返したが、心の中では「はい。おっしゃる通りです。銀行アナリスト稼業30周年記念の限定版高級名刺です。」とちょっとニンマリ(やはり高級感が伝わるんだ)。名刺のデザインや素材、相手の氏名等に興味を示すという事は「好奇心が強く、観察力も備わっている証左」である。信頼度と親密感が一気に高まった。所詮、人と人の関係は、第一印象で9割以上(95%超かな?)が決まる。この人はおそらく「合格点」だ。

先方さんから続いて「トリグラフという会社の名前はどういう意味なんですか?」という質問が飛んできた。これは、5年前の会社開業時にウンザリする程寄せられた質問である。私は即座に「山の名前です。スロベニア共和国のシンボル、日本で言えば富士山のような位置付けです。三峰の山なのでトリという接頭語が付くんです。」と答えた。

旧『銀行業界鳥瞰図』の読者はご存じだが、これは間違ってはいない。だが、事実を歪めている。本当は、愛読書『銀河英雄伝説』で最も大好きなキャラ「ダスティー・アッテンボロー」が准将時代に率いていた分艦隊の旗艦(戦艦)の名前が直接的な由来なのだ。その旗艦の名前のベースがトリグラフ(Triglav)山である事を後で知ったというのが真実なのである。ちなみに、弊社社是「伊達と酔狂」は、アッテンボローの口癖(=信条)から頂戴している。弊社が、如何にテキトーで粋な経営をしているかがご理解いただけると思う。

先方さんの返しの質問がまた鋭かった。「という事は、この社章(会社ロゴ)がトリグラフという山を意味しているんですね!」と来た。ここまで観察力・分析力のある人は稀である。(もっとも、私だったら、当然気が付く。アナリストとはそういうものなのである。)私は、また即座に答えた。「おっしゃる通りです。でもロゴをよく見て下さい。厚みのある逆V字を3つ交叉させているので、緑、茶(エンジ)、青の3つの山の他に、白い雪山がいくつか出来ていますよね。それを合わせたら山はいくつ見えますか?」と白い山の見方を指で示した。先方さん「雪山は5つなので、山は全部で8つですね。」と答え、やや間を置いてか「そうですか。オフィスは八ヶ岳でしたね。ここまで凝っているんですね。驚きました…」こんなに、楽しい初対面の方とのやり取りは本当に久し振りだった。

左「スロベニア共和国の最高峰(シンボル)トリグラフ山」、中央は弊社(トリグラフ・リサーチ)会社ロゴ、右がアッテンボロー分艦隊旗艦「トリグラフ(Triglav)」

新読者層の皆さんにも、弊社会社ロゴには、しっかりと「八ヶ岳愛」が滲み出ている事がおわかりいただけた事だろう!

そしてこちらが冬の「八ヶ岳」である!

蛇足だが、『稿房通信』のWebの配色をご覧いただきたい。緑を基調に、茶(エンジ)と青で構成している。そう!これも、会社ロゴで用いているトリグラフ・カラーなのである。『稿房通信』のレイアウトや配色等はすべて私の手によるもの。「小鉢男のこだわり」の産物だ。

弊社社名やロゴの詳細な由来については、こちらを ⇒ https://triglav-research.com/?page_id=289

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