窓越し樹間に陽が沈む…

取り敢えず来週分の講演資料の作成は終わったが、まだまだ新たに準備しなければならない資料が山のようにある。今日も朝から2台のデスクトップPCを使い分けながら、ずっと数字とにらめっこだった。

30年前、銀行アナリストになった頃は、短信データの打ち込みでも兆の位の数字程度(13桁)なら、パッと見れば目(脳)に焼き付いてミスなく入力できた。加齢と共にその桁数は着実に減り、ここ数日の入力で気が付いたが、今では8桁でも間違える事が増えてきた。

そう言えば、普段見慣れた数字でも、Dinersカード(14桁)だったらカードナンバー確認しなくても入力できるのに、他のカード(16桁)は不安で手許に置くようになったよな… 4桁の暗証番号さえ思い出せなくなるような日が、やがて来るのだろうか?仕事の知見は積み上がって行くのだが、その処理能力は衰えていく。年老いたアナリストのために「デノミ」やってくれないかな…

「ああ、情けない。」と溜め息をつきながらデスクから庭を眺めたら、ちょうど窓越しに陽が沈むところだった。あまりにも美しかったので、そのままウッドデッキに出て、iPhone Xでパチリ。

今日も本当に良い天気だった。今日もいっぱい仕事した。カリンちゃん 今日も天国から見守ってくれてありがとう。

「引き際や散り際はあんな感じに美しく、そしてお洒落でありたいな…」 もう年齢は、1の位を四捨五入すれば「還暦」、10の位をしたら100歳だ。ふゥ~