1月17日の深夜、大雪直前の八ヶ岳から滑り込みセーフで無事に帰還(生還)した私は、その後、昨日の昼過ぎまで丸12日間以上も八ヶ岳オフィスを留守にする事となった。依然として、生活の拠点は、川崎市麻生区王禅寺の自宅のなので「留守」という言葉は適切ではないのだが、最近は自然とそんな表現を用いてしまい、家内に窘められる。
昨日は、2月1日からのビジネス用HP立ち上げをなんとか達成しようと、最後の悪あがきをするつもりだったのだが、「ヤ~メタ!無理なものは無理だ。」と早々に諦めてしまった。
ビジネス用のHPはクリックすると、弊社オフィスのティルト・アップ動画を背景に、ビジネスの基本コンセプトとなる『頑張れ!日本の銀行』という文字が7色に変化しつつ、大迫力の3D画像として迫り来る。BGMには、私が作曲した交響組曲『トリグラフ』をバーチャル・サラウンド方式で流す予定だ(つもりだった)。
その後、画面は「四季の八ヶ岳」映像に転じ、空にはTRI稿房通信のシンボルである架空の野鳥「アカガラ」が飛び回り、大地では弊社関連会社として設立検討中の「トリグラフ縄文土偶研究所」のシンボル『縄文土偶オールスターズ(国宝土偶5体)』が踊り狂うという、荘厳でありながらアヴァンギャルドなフロントページの作成を試みていた(くどいようだが、あくまでもそのつもりだった)。
だが、交響組曲『トリグラフ』は、「序曲」「社是:伊達と酔狂」「敵か味方か? FinTech」「来訪者」までの作曲を終えたところで、創作意欲が枯渇してしまった。Finaleまでの1/3が完成したに過ぎない状況である。土偶オールスターズのダンシング画像も、自然で滑らかな動きを実現するためのプログラミングに苦戦している。そう、なんとなく、ガウディのSagrada Família化しつつあるのだ。
1月は丸5日も東京で仕事をしたし、やらねばならぬ仕事は増える一方だ。そんな中、20日~22日は冬の奈良・京都を家内と三男と旅行。う~ん、やりたい事を全部やろうとしたら、どうしても時間が足りない…
と、ここまで愚痴ったところで、今日の八ヶ岳オフィス周辺を8枚の写真(八景)で紹介しよう。周辺は「雪一色」。1月中旬までの異常な暖冬とは、まったくの別世界である。雲ひとつ無い青空、零下5℃程の澄み切った空気の中、凍りついた真っ白な雪原が広がる。やっぱりこれが「冬の八ヶ岳」だ。オフィスのウッドデッキ脇に積もった雪に定規をグサッと刺したら、積雪は19cmだった。1月のこの時期なら、まあ、こんなものだろう。
今日は日曜日、こんな気持ちの良い天気の日に、仕事をするなんて無粋な事をしたら駄目だな。家内と小淵沢のアウトレットにでも買い物に行こうかな。帰りにそのまま温泉に寄ろうか… こうして、ビジネス用HPの完成が、遠のいて行く。まっ、イイや。どうせ自分の会社なんだから!
トリグラフ・リサーチ 稿房主
【八ヶ岳ライフ】