YMOの「高橋幸宏さん」が、70歳という若さでお亡くなりになった。
まずは心より哀悼の意を表します。
私はどちらかと言うと「人の生き死に」に関しては淡泊な方だと思う。
特に、芸能人や企業経営者、政治家等々、著名人の死については、ほとんどのケースで「ああっ、そうなんだ。」で済んでしまう。
昨年も色々な方がお亡くなりになったが、一番衝撃的で、かつ、感傷的になったのは、ダチョウ倶楽部の「上島竜兵」さんだったな…
YMOの高橋幸広さんの死は、それに匹敵する程のショックであり、喪失感が大きい。
だって、YMO大好きだったんだもの…
私が大学入学して、「住所だけは一応東京都」の地で一人暮らしを始めたのが1980年の4月だった。
確か、YMOは1978年に結成されて、1983年に散開(解散って言わないんだよね)したので、その「最盛期」が見事に私の「大学生時代」と重なるのだ。
まだ大学の受験勉強の頃だったと思うが、YMOのアルバム「SOLID STATE SURVIVOR」を聴いた時の衝撃は忘れられない。
「なんてカッコイイ音楽なんだ!」と感動したことを覚えている。
なかでも、やっぱり「RYDEEN」と「TECHNOPOLIS」が好きだったな。
大学生時代は、まだ音楽は「ラジカセ」の時代であった。
アナログタイマーセットして、朝の目覚めの音楽は「RYDEEN」「TECHNOPOLIS」とYMOの曲じゃないが Vangelis の「Chariots of Fire」をローテーションで流していた時期がかなり長く続いた。
私がこれまでの人生の中で、最も聴いた回数が多い曲 Best10 の中位辺りには、これら3曲は入ってくると思う。
そんなわけで、今朝は本当に久し振りに Alexaちゃんにお願いして Spotifyで幸宏さん作曲の「RYDEEN」を聴いた。
「TECHNOPOLIS」には「洗練」という言葉が似合うが、「RYDEEN」は「お洒落な曲」だと思う。
令和の時代に聴いても、新鮮で全然古臭さなんて感じないぞ!
あれっ、そう言えば、八ヶ岳本宅を購入した頃に、YMOの結成から散開までの有名ライブ映像を収録したDVDを買った記憶があるぞ。
もう20年以上も前のことだからよく覚えていないのだが、もしかすると本宅ホビールームにあるかもしれないぞ!
書棚のDVDが並んだスペースを探したら、すぐに見つかった。
DVDのタイトルは「YMO Giga Live」。
1979年から1983年まで5つのライブ映像が収録されている3時間以上のDVDだった。
「RYDEEN」は、1979年のGREEK THEATERライブの4曲目にフル収録、有名な1980年武道館ライブのイントロダクションに部分収録されていた。
今日は、高橋幸宏さんの追悼で、仕事中はこのDVDをBGVとして流すことにした。
DVDの画像の粗さにちょっとビックリしたが、それも「昭和の良き思い出」である。
このDVDは、私にとって「お宝」だな!
最近つくづく思うのだ。
「昭和の時代」は、車やオーディオ機器、それに音楽も、とってもお洒落だったなと…
by『八ヶ岳稿房主』