「花火」と「焚き火」と「火焔土器」の夜

昨日は、ちょっと早めに午後5時過ぎからBBQをスタート。

次男ペアが釣り堀で釣ってきた8尾のニジマスをメインとしたヘルシーBBQを楽しんだ。

ここの所、雨が続いたため「焚き火」を楽しむのは数日ぶりだった。

雨が続いたので、昨日のBBQで数日ぶりの「焚き火」を楽しんだ。「八ヶ岳ライフ」の楽しみと言えば、やっぱり焚き火である。

やっぱり焚き火が好きだな…

かつては「焚き火効果」は「癒し」や「和み」とか「パッシブ系」中心だと思っていた。

だが最近は、見ていると元気になるとか、新しいアイデアが浮かぶ等の「アクティブ系」効果の方が強いと感じるようになってきた。

何となく「血が騒ぐ」という感じかな?

まあ何にせよ、焚き火は理屈抜きにイイのだ!

BBQを早めに始めたのは「諏訪湖オータム花火2022」を見学に行くためだった。

映画「百花」公開記念と銘打ったオータム花火は、昨晩が最終日。

午後8時半から10分間に集中した「短期決戦型」の花火なので、早めに諏訪湖に向かった。

臨時駐車場である諏訪湖多目的広場の最も諏訪湖に近いポジションにD4を駐車。

車外に出て、今年最後のオータム花火を鑑賞。

実を言うと、私はあまり「花火大会」の類は好きではなかった。

子供の頃、実家の隣の町で、かなり大規模な花火大会が毎年開催された。

小学生の頃までは、両親に連れられて、毎年のように見に行ったのだが、大嫌いな「人混み」と「ウルサい音」しか印象に残っていない。

だが、9月になって、トマムではホテルの部屋、諏訪湖では臨時駐車場から、人混みとは無縁の状態で、改めて間近に鑑賞すると「花火って悪くないな」と思えてきた。

共に「短時間集中型」の打ち上げというのも私の好みに合っているのだろう。

特に、映画「百花」で重要な役割を果たした「半分の花火」が良かったな…

映画とは異なった趣があり、妙に印象に残った。

諏訪湖の「半分の花火」は、映画「百花」の映像とは、また異なった趣があった…

何だろう、この感覚は?

そうだ「火山の噴火」みたいだぞ!

半分の花火が何発も続いて打ち上げられる光景は、何となく「火山噴火」のように感じられた。

「焚き火」と同じで、見ていると何故か「血が騒ぐ」ような感覚を覚えた。

ふと、頭の中に馬高縄文館で見学した「火焔土器」の造形が頭に浮かんだ。

諏訪湖の「半分の花火」を見ていたら、馬高縄文館の「火焔土器」の造形が頭に浮かんだ。

あの土器も「焚き火の炎」や「火山噴火」がモチーフになっているんだろうな…

私自身の中に息づく「縄文人のDNA」を感じた夜だった。

 

by『八ヶ岳稿房主』