どうやら日本列島を縦断しそうな台風14号。
昨晩の内にちょっと勢力は弱まったようだが、昨日の夕方のニュースでは「アメリカの基準ではスーパー台風に相当」すると報じていた。
あれっ? 『八ヶ岳稿房』でスーパー台風ネタを配信した事があったような気がするぞ。
検索を掛けたら、今年の8月8日に「油断大敵—今年は「スーパー台風」の襲来にご用心(https://triglav-research.com/?p=39389)」としっかりと警鐘を鳴らしていた。
アシナガバチの異常な営巣場所が気になって書いたものなので、大した根拠はない「なんちゃって投稿」であった。
だが、結局、今年は本宅とオフィスの「軒下」の蜂の巣駆除は5月中旬のショボい1個だけ。
我が八ヶ岳ライフ23年、異例中の異例である事は間違いないのだ。
もしかすると、14号の後に別のスーパー台風が関東甲信越を直撃するのかもしれないな。
災害に備えた準備だけはしっかりとしておこう!
ふと、子供の頃、実家の裏山に住んでいた「雉(キジ)」の事を思いだした。
実家の隣(裏山)は神社で、様々な野鳥の生息地だった。
そして、雉が頻繁に鳴くようになると、不思議と遠からず地震が発生した事をよく覚えている。
特に、大きめな(震度4クラス)地震の場合には、発生の直前にけたたましい鳴き声を発した事が忘れられない。
やはり動物や昆虫には「危機察知能力」が備わっているのかもしれないな…
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朝は小雨がパラついていたが、昼過ぎからは晴れてきたので庭を散策。
昨日、財産区林の方から鳴き声が聞こえてきた「謎の野鳥」が何であるかを調べる事にしよう!
今回の「北海道役員慰安旅行」で改めて認識したのは「八ヶ岳界隈が野鳥の宝庫」である事だ。
釧路湿原や北斗遺跡での散策で、色々な野鳥に出会える事を楽しみにしていたのだが、正直、肩透かし。
八ヶ岳オフィスの敷地内や隣接する財産区林に生息する「野鳥さん達」の方が、はるかにバラエティに富んでいるように思えた。
ZOOM等での会議中に「野鳥の鳴き声が聞こえますね…」なんて言われたことは頻繁にある。
これでも今は無き「バードウォッチング検定2級合格者」である。
因みに、1級を受験しようと思ったら、残念ながら受験者少数でバードウォッチング検定そのものが廃止されてしまった。
そんな私が、昨日、財産区林の奥の方から聞き慣れない野鳥の囀りを耳にしたのである。
正体を確かめずに、放っておくわけにはいかないのだ!
ギィッ、ギィッ、ホイ、ホイ、ホイってな感じの妙な囀りだった。
だが、囀りのした方向を見ても、それらしい鳥の姿は見えなかったのである。
鳴き声だけを頼りに野鳥を特定するために、私には「強い味方」がある。
バードウォッチング検定の勉強の際に使った「声が聞こえる!野鳥図鑑」である。
この図鑑は、野鳥の写真や生態を記した各ページに鳴き声の「音声コード」が印刷されている。
これを専用の読み取り器「オリンパスのScanTalk」で読み込んで再生すると、野鳥の姿と鳴き声、それに生態を一緒に学ぶ事が出来るのだ。
早速、森林に生息する野鳥で私が詳しく知らないモノに当りを付けて片っ端から鳴き声を再生した。
すると20種類程再生したところで、それらしき鳴き声が聞こえてきた。
どうやら「サンコウチョウ」であったようだ。
勿論、サンコウチョウのことは知ってはいたが、これまでオフィスの周辺で見た事はなかった。
どちらかと言うと「低山系」の野鳥なのだが、標高1,300mでも生息しているのかな?
まあいいや、次に囀りが聞こえたら、バードウォッチング用の双眼鏡を携えて確認してみよう!
スーパー台風襲来を前に、八ヶ岳で過ごす穏やかな午後。
こういう時は、野鳥相手のどうという事の無い嗜みがピッタリだな…
by『八ヶ岳稿房主』