蜂の新たな「天敵」— ジェノサイドだな…

八ヶ岳滞在中は、余程の大雨でもない限り1日数回、敷地内を散策して「自然観察」を楽しむ。

この時期、羽化したばかりのセミの美しい姿に毎日のように出会うことができる。

この時期は、敷地内の至る所で羽化した直後のセミの美しい姿を観察できる。私は、樹木と野鳥は大好きだが、昆虫と爬虫類には興味はないので「セミ」はすべてただの「セミ」。種類は何でもイイのだ…

ここ数日の雨で、敷地西側の三角地エリア(ツリーハウス建設予定地)ではキノコが目立つようになってきた。

ツリーハウス建設予定地の約100坪の三角地は、木を伐採した際の切り株をそのまま放置してある。その切り株に実に様々なキノコが生えてくるのだ。
このキノコなんて明らかに何者かが囓った痕跡があるな… 我が家は敷地内に生えたキノコは決して食べないのが社主さまの方針である。

今日で八ヶ岳滞在11日。

日々変化する敷地内の様子を楽しむ事が出来るのが「八ヶ岳ライフ」の魅力の一つなのだ。

この時期の敷地内散策には、重要な意味がある。そう、「蜂の巣」の早期発見と駆除だ!

蜂の巣は、直径10cm程度までであれば、専用の強力な殺虫剤と巣を破壊するために用具さえあれば、比較的容易に駆除できる。

それ以上に大きくなってくると、巣の拡大ペースが一気に加速し、蜂の種類や巣のある場所によっては、駆除にかなりの危険を伴うことになる。

私は、実際に何回かの失敗を経験(https://triglav-research.com/?p=156539)しているので、蜂の巣に対してはかなり迅速、かつ、慎重に対応することにしている。

だが、今年は7月のこの時期になっても、本宅とオフィスの軒やウッドデッキの下等々、これまで数々の早期駆除を行ってきた場所に、まったく巣が見当たらないのである。

5月に、本当にちっぽけなアシナガバチの巣をひとつ駆除して以来、私は「戦果ゼロ」の状況が続いている。

探索範囲を敷地内の樹木や敷地に近い財産区林に広げても発見できない。

今年は、離れた位置にある巣を駆除するための新装備「Beretta M93R with 拡張カートリッジ(勿論、エアガン)」を導入済みである。

Beretta M93Rは、写真のように拡張カートリッジを取り付けると6~7秒で100発のBB弾を連射できる。蜂の巣駆除の新装備なのだ!

早く対蜂の巣駆除に使ってみたくてウズウズしているのだが、そんな機会がない。

今年で23年目を迎えた我が八ヶ岳ライフにおいて、おそらく初めてと言い得る「異常事態」なのだ。

通常であれば「異常気象」を理由とするところなのだが、今年は別に思い当たる節がある。

社主さま(家内)お手製の「蜂殲滅器」である。

この殲滅器は、ペットボトルにちょっと細工をして、中身に「カルピス巨峰味」等の原液をブレンドした「誘因液」を入れて吊すだけの笑っちゃうようなシンプルな作りだ。

だが、その効果は甚大で、初戦では最終的に「スズメバチ40匹以上殲滅」という戦果を上げた(https://triglav-research.com/?p=37555)。

その後もスズメバチを相手に「連戦連勝」。

そう言えば、今回も滞在初日に、新しい殲滅器を作っていたな…

さて、戦果はどうだろうか?

巣が発見できなかった私は、落胆しながら殲滅器の戦果確認に向かった。

ヒエ~ 思わず悲鳴。

社主さまの新たな「蜂殲滅器」の戦果を確認。遠目にも、アシナガバチらしき蜂が殲滅器の中でもがき苦しんでいるのが見えた。
こうなるともう「蜂のジェノサイド」である!

そこには「アシナガバチ」と思しきスズメバチよりも小型の蜂が、大量に殲滅器に入り込んでもがき苦しんでいる光景があった。

こうなるともう「ジェノサイド(Genocide)」のレベルだな!

こうして我が社の社主さまは、蜂の新たな「天敵」となったのである…

 

by『八ヶ岳稿房主』