【縄文土偶探訪記】蔵出し作業開始宣言

2017年は、トリグラフ・リサーチ稿房のコンテンツの充実を図ろうと決めた。『Lifehack(仕事術)の部屋』『オフィス・セルフビルド(DIY)回顧録』等々を定番情報配信化する計画であるが、やっぱり最大の目玉商品は『縄文土偶探訪記』だ。

先日、年内に「既探訪・未紹介先」をすべて「蔵出し」すると宣言(https://triglav-research.com/?p=16355)したが、有言実行化するために、これまでに訪問した考古博物館等の探訪日時、所在地等をオープンにした上で、既に情報配信した先と未了の先を色分けして公開し、自身に対するプレッシャーにする事とした(下掲)。

改めて確認すると、既に探訪した考古博物館等の数は、北は北海道、南は鹿児島県まで計61館に達している。延べ探訪回数は82回だ。実は、これら以外に、探訪したものの「休館日」や「改修工事中」等の要因で失敗に終わった先が5~6館ある。地方講演の隙間時間を利用して訪問した先が多いとは言え、自分でも、よくまあこれだけ全国各地を飛び回ったものだと感心する。

意外だったのが Season 3(2016年)である。仕事優先で「縄文土偶探訪」は「不発・失敗の年」であったと認識していたのだが、総探訪回数は19回、新規探訪の博物館数は9館もあった。情報配信が「宮崎県立西都原考古博物館」1館に留まった事が「失敗の主因」であり、縄文土偶さんの探訪活動そのものは、決して低調ではなかったと言えよう。

表中、ブルー系のセルが「情報既配信先」、オレンジ系が「情報未配信先」、そして、グレー系が「レプリカのみの展示や写真撮影禁止」等の理由で、情報配信できないか(或いは無意味な)先だ。パッと見、既配信先と未配信先の比率は、ほぼ拮抗しており、蔵出し作業完了までに、かなりの時間を要するのは確実である(目標は2017年内達成)。

どんな順番で蔵出ししようか思案したのだが、まずは、Season 1で、唯一、「訪問回数1回で情報未配信」となっていた「奈良県立橿原考古学研究所附属博物館」から着手し、次いで、Season 3 → Season 2と進めて行く事に決めた。「蔵出し」は、今後11ヵ月を掛けた息の長い作業となるが、縄文土偶ファンの読者の皆様には、是非、お付き合いいただきたいと思う。

トリグラフ・リサーチ  稿房主