【オフィス・セルフビルド回顧録】室内 天井・床工事 忍耐編《2~3日目》

2013年9月から「週末ログビルダー」となった Team Triglavは、9月7日(土)~8日(日)と八ヶ岳に滞在し、主に天井工事に取り組んだ。

参加メンバーは、私、家内、三男と棟梁Tさん。2日間で、私と家内は室内天井部分のスタイロエース敷設の完了、Tさんと三男は軒下の「面土板」完成が目標だ。7日の午前9時前から作業開始!

ログ壁立ち上げや屋根工事と異なり、どちらも地味な作業の繰り返しとなる。私のチームは、カットと加工を終えた「水色の悪魔(スタイロエース)」を脚立に乗って垂木と垂木の間に嵌め込む作業から開始。ミリ単位で計測してカット・加工してあるのだが、垂木そのものにも反りや捻れがあるので、一発でピッタリと嵌め込む事が出来るのは稀であった。

嵌め込みが無理だったスタイロエースは、構造用合板のみが敷き詰められた状態の床に置いて、再調整・再加工する。そして、脚立に乗って「イナバウアー」みたいな姿勢で押して嵌め込むという作業を延々と繰り返すのだ。スタイロエースの嵌め込みが終わったのが、7日の午後4時過ぎ。

次の作業は、スタイロエースと垂木の間の隙間を発泡ウレタンスプレーで埋める事だった。こいつがまたベタ付く上に、凄い勢いで膨らむので、最初の内は要領がわからずに本当に往生した。午後5時半過ぎに、隙間埋め作業もなんとか完了。

Tさんのチームも、軒下の面土板の部材を1枚1枚細かくカット。通気性をより高めるために「通気孔プレート」を取り付ける仕様に変更したため、面土板(めんどいた)の作業は、さらに「面倒(めんどう)」になったようだ。そして、加工を終えた部材を「空気釘打ち機(エアネイラー)」を使ってひたすら固定して行くのである。Tさんチームも、この日は全面土板の3分の2程を取り付けたところで、午後6時前に作業を終了。

両チーム共に、計画通りの作業進捗ではあったが、面倒な上に地味な作業の繰り返しに、グッタリした。体力的ではなく、精神的に疲れたのがこの時期である。

翌8日は、午前8時半頃から作業開始。私のチームは、膨らんで垂木の外にはみ出した発砲ウレタンをカッターを使って切り落とす作業から着手。

9月8日の朝、膨らんで垂木からはみ出した発泡ウレタン材をカットする前の状態。水色の悪魔は前日(7日)の夕方までに、すべて嵌め込みが終わったが、脚立に乗っての無理な姿勢の作業は、本当にキツかった…

その後は、垂木に防湿シートをタッカー留めし、防水気密テープで防湿シートの隙間を塞ぐという作業を淡々と続けた。昼食を間に挟んで、私のチームは午後2時前には一通りの作業を終えた。

8日の午後2時前には防湿シートをを貼り終えて、隙間を防水気密テープ(ブチルテープという呼び名だったかな?)で塞ぐ作業が無事に完了。これで次回の出社時に「天井板貼り」に着手できるようになった。作業完了後の写真としては、あまりにも地味な絵面である。

Tさんチームは、前日と同じ作業を続け、お昼前には面土板工事を完了。これで、オフィスの外回り工事は、ドアや窓の取付を残すのみとなった。

8日のお昼前には、Tさんチームの面土板工事も完了。プラスチック製の通気孔を取り付ける仕様としたので、さらに面倒な工事となったようだ。面土板については、Tさんに任せっきりだったので、私は作業手順がまったくわからないままだ。

作業完了後の写真の絵面はやっぱり「超地味」で華がない。ログ壁立ち上げが終わった頃に、「室内工事になると我慢の連続ですよ。」みたいな事をW社長が言っていたが、正にその通りの展開となってきた。

次回出社日は、9月14日~16日。「天井板貼り」作業に取り組む事となる。