【縄文土偶探訪記 Season 5】口上

【縄文土偶探訪記 Season 3】までの蔵出し完全作業を終え、【Season 4】を24本と最高の配信本数で締め括った私は、【Season 5】始動に向けての構想を7月始めから練ってきました。

6月末までに、土偶さんとの出会いを求めて探訪した全国の博物館数は77館、複数回探訪先を含めると探訪回数は延べ104回に達します。

【Season 1】の後半戦からは、既に、国宝・国指定重要文化財等のメジャーさん達以外へ探訪先を拡大してきたのですが、所謂、「名も無き土偶さん達」を探し出すのも、かつて程には容易ではありません。

【Season 5】で新規探訪先を探し出すのは、相当、厳しい戦いになるなぁ… なんて事を覚悟していたのですが、ふと思い付いた事があります。ひとつめは、「全国各地の土偶さんファン(愛好家)」からの情報提供に頼ろうというアイデアです。

もうひとつ、これは7月初旬のバリ島トリップの往復の飛行機で読んだ本の影響です。往路ではアイヌと縄文: もうひとつの日本の歴史」、復路では縄文とケルト: 辺境の比較考古学」(共に、ちくま新書)のkindle版を読んだのですが、これらが私にはとても新鮮でした。

土偶さん熱に嵌まってから、既に、20冊以上の関連書籍を読ん(見て)できたのですが、写真集、遺跡紹介、或いは「縄文時代の謎」といった類の本が中心でした。『比較文化』的切り口の内容の本は、今回の2冊が初めてであり、とても新鮮、ある意味「衝撃」を受けました。

縄文文化の奥行きの深さやグローバル性、そして今後の社会の在り方を示す先進性のようなものに触れ、「土偶さんだけに嵌まっているのは勿体ない」という思いを抱いたのです。

そして、まだお目に掛かっていない土偶さんを捜し求めるだけでなく、既に対面した土偶さん達も改めて訪れて、彼女(土偶さん)達を通じて、改めて「縄文時代とその文化」について学ぶべきとの判断に至りました。

従って、【縄文土偶探訪記 Season 5】は、①土偶さんファンとの繋がりを強める事と ②縄文時代を深く理解する事 を2本柱に致します。

と、ちょっと大風呂敷を広げてしまいましたが、メインの活動は、やはり全国各地の講演活動の合間を縫って、土偶さん達を探訪する事になります。

コンセプトは、そうですね「やっぱり会いに行くI それでも会いに行く!」といったところでしょうか…

バリ島行きの往路の飛行機で読んだ『アイヌと縄文』

こちらが復路の飛行機で読んだ『縄文とケルト』。共に、これまで読んだ縄文系の本とは異なった視点で書かれており、知的好奇心を刺激してくれました。