【縄文土偶探訪記 Season 2 Vol.18】 まほろん《福島県文化財センター白河館》(福島県)

探訪博物館: 福島県 まほろん《福島県文化財センター白河館》
http://www.mahoron.fcp.or.jp/
探訪日: 2015年9月23日
探訪目的: 荒小路遺跡出土の「ハート形土偶」さん

2015年9月22日~24日の福島・那須旅行は2日目。午前中に2館目の博物館として「いわき市考古資料館」を訪れたが、こちらは「写真撮影禁止」。仕方ないので不発扱い。永久お蔵入り先となった。

3館目の博物館として白河市にある「まほろん」へ向かった。正式名称は福島県文化財センター白河館」。「まほろん」って何なの?と、疑問を抱いたまま、午後2時15分に到着。

「まほろん」の展示館外観。こちらは正面エントランス。もうひとつある「南側出入口」は、縄文時代の家、前方後円墳、室町時代の館等、復元建物が並ぶ体験広場に繋がっている。

「ここも立派な施設だな~」と感心しながら正面エントランスから入館。受付に向かうが入館料は無料。

受け取ったパンフレットを見て、漸く「まほろん」の意味が判明。「まほろば」と「ロマン」を組み合わせた言葉で。「歴史への憧れを満たす良い所」という意味を持つそうだ。こりゃわからなくて当然だと思った。

疑問解消後、常設展示室に入った。すぐに縄文展示コーナーを発見。「生と死」「縄文」と大きな文字を記したパネルに思わず見入ってしまった。

常設展示室「縄文コーナー」の展示パネル。土偶さんご対面の前にパネルの内容に見入ってしまった。私としては稀な事だ!

お目当ての土偶さんもすぐに発見。郡山市 荒小路遺跡出土の「ハート形土偶」さんである。

荒小路遺跡出土のハート型土偶さんの実物。やっとお目にかかる事が出来たのはとても嬉しい。でも、どこがハート形なのか、ちょっとわからない…

こちらも「福島県立博物館」でレプリカに対面。実物はどこかと探り当てたのが「まほろん」だったのだ。

こちらが「福島県立博物館」でご対面した「ハート形土偶さん」のレプリカ。実物とのご対面までに1年4ヵ月も要した。

お隣には「正三角形のお顔」の土偶さんがいらっしゃった。こちらも、なかなかのレア物である。

ハート形土偶のお隣に並んで展示されていた土偶さん。正三角形のお顔に耳飾り。お顔の造りとしては「しゃがむ土偶さん」のデリバティブ系かなと思える。

土偶さんを中心に展示室を20分程鑑賞。ふと気が付くと、一緒に入館した家内と長男&三男がいない。エントランスホールに戻ると、3人はミュージアムショップにいた。

実は、入館時に「国宝土偶さん5体のガチャガチャ(1回300円)」が置いてある事を発見し、私が帰り掛けにチャレンジすると宣言していたのだ。私の誕生日が9月14日なので、やや遅い誕生日プレゼントとして「5体の国宝土偶」を揃えて渡そうという事になり。先回りして3人でガチャガチャやっていたらしい。

既に5回チャレンジ済み。成果は優秀で、もう4体が揃っていた。「仮面の女神」「縄文の女神」「祈りの土偶」、そして「縄文のビーナス」が2個だ。

残るは「かっくうちゃん」のみ。息子達は、5体揃える気満々だ。100円玉をどんどん投入して行く。6回目は残念「祈りの土偶」、7回目はまたまた「縄文のビーナス」、8回目あちゃー「仮面の女神」だ。

ここで私がストップをかけた。よくよく見ると「かっくうちゃん」はガチャガチャケースの上の方に偏っているようで、下の方には見当たらない。「ありがとう。もういいよ!」とチャレンジ打ち切りを伝えた。日頃は「不良債権」扱いしている息子達だが、なかなか心憎い振る舞いであった。

総滞在時間約30分間で「まほろん」探訪を終了!

後日、私は尖石で国宝土偶さんのガチャガチャに挑戦。1回目で「かっくうちゃん」をゲットした。なお、3個も集まってしまった「縄文のビーナス」は、私が加工してキーホルダーになっている。

無事に5体揃った「国宝土偶」さんのガチャガチャ

トリグラフ・リサーチ 稿房主
【縄文土偶探訪記】