【縄文土偶探訪記 Season 2 Vol.17】 じょーもぴあ宮畑(福島県)

探訪博物館: 福島県 じょーもぴあ 宮畑
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/bunka-maizou/miyahata/index.html
探訪日: 2015年9月22日
探訪目的: しゃがむ土偶(国指定重要文化財)さん他

2015年9月22日~24日は2泊3日の福島・那須旅行。家内(社主)に加え、連続休暇が未消化であったという銀行員の長男と就職活動も終わり暇人になっている大学4年生の三男もジョイン。まったりモードの旅である。

勿論、3館ではあるが縄文土偶さん探訪予定も組み込んであった。旅行の初日(22日)、最初の探訪先として選んだのが、2015年8月にオープンしたばかりの「じょーもぴあ宮畑(福島市)」である。縄文時代の遺跡である「国史跡 宮畑遺跡」を整備した公園施設全体の名称である事が、探訪後に判明した。

今回の旅の移動はD4。広々とした駐車場から4人で歩いて「展示館(じょいもん)」へと向かった。出来たばかりの正にピカピカの豪華施設が青空に映える。

じょーもぴあ宮畑の展示館「じょいもん」の外観。オープンは2015年8月なので、まだピカピカの状態だ。特徴のある尖った天井は「縄文土器」をイメージしたデザインとの事。

入館料は200円。「宮畑遺跡」は南東北を代表する縄文遺跡だ。ゆえに「じょいもん」の展示物も縄文時代に特化している。

探訪のメインターゲットは、ズバリ、上岡遺跡出土の「しゃがむ土偶」さん国指定重要文化財の有名土偶さんなのだが、これまで「福島県立博物館」でレプリカにお目に掛かった経験があるのみ。確認したわけではないが「じょいもん」が出来るまでは常設展示されていなかったのではないかと思う。そして遂に、念願のご対面が叶った。

国指定重要文化財の「しゃがむ土偶さん」。上岡遺跡出土。じょーもぴあ宮畑オープン前は常設展示されていなかったのではないか?正に「念願のご対面」だ。

「しゃがむ土偶さん」は、じょいもんにおいては「特別待遇」。専用展示スペースでまるで「哲学者」のようなオーラを放っていた。土偶さんの前後左右どの角度からも鑑賞できる展示スタイルは素晴らしい。

しゃがむ土偶さんを脇から撮影。ちなみに高さは約22cm。縄文人の出産や祈りのポーズと考えられているそうだ!

造形美にウットリとした後は様々なアングルで写真撮影。この土偶さんだけで10分近くは眺めていたように思う。

常設展示室を先に進むと、他の土偶さん達の展示コーナーが待ち構えていた。「オイオイ、この方達もレア物じゃないか…」思わず感動の溜め息が出た。

全身に穴の装飾を纏った土偶さんは、胸部にお洒落なV字の紋様が描かれている(Vネック土偶さんと勝手に命名)。ウルトラマンシリーズの怪獣にこんな感じのいなかったっけ?

全身に穴。胸部にはお洒落なV字の紋様。そして身体の中央部に「顔」かな? 勝手に「Vネック土偶さん」と命名。ウルトラマンの怪獣「ジャミラ」に似ているかな? エバンゲリオン「第3使徒サキエル」のモデルのような気もする…

Vネックさんの左後には慎ましく微笑む土偶さんが佇む。この土偶さん、井戸尻考古館の「バンザイ土偶さん(http://triglav-research.com/?page_id=12961)国指定重要文化財」に何となく表情が似ている。

ぬぼ~とした感じの何とも癒やされる土偶さん。「慎ましい微笑み」とでも表現すれば良いのかな?井戸尻の「バンザイ土偶さん」にちょっと雰囲気が似ている。

土偶さん以外にも縄文時代の土木工事跡や縄文人の四季の暮らし等々、「じょいもん」の展示物は充実しており、40分近くも滞在してしまった。

「じょうーぴあ宮畑」の見所は「じょいもん」だけではない。広大な敷地の中には、竪穴住居や掘立柱建物等から構成される「縄文のむら」が屋外復元されているのだ。この日は、雲ひとつ無い青空が広がるお散歩には格好の条件。4人でノンビリと敷地内を散策した。

復元された「掘立柱建物」。直径90cmのクリの木を使った巨大な建物で、縄文時代の建築物としては最大級との事。

ここも「神々のおわします地」である。縄文人が好んで集落を形成した地には、間違いなく共通した「地脈」のようなものが流れている。

結局、総滞在時間は約1時間。清々しい気分に満たされて「じょうーぴあ宮畑」を後にした。

トリグラフ・リサーチ 稿房主
【縄文土偶探訪記】