【縄文土偶探訪記 Season 2 Vol.13】 上野原縄文の森(鹿児島県)

探訪博物館: 鹿児島県 上野原縄文の森
http://www.jomon-no-mori.jp/
探訪日: 2015年8月22日
探訪目的: 九州最古の土偶さん他

2015年8月21日~22日は1泊2日の熊本・鹿児島出張。21日の熊本講演後は鹿児島に移動して宿泊。翌22日は土曜日だが、午前中に鹿児島で幹部職員向け研修の講演をこなすという慌ただしいスケジュールだった。

鹿児島から東京への帰りの便は午後7時25分発を予約し、午後の空き時間は土偶さん探訪に充てた。目指すは「上野原縄文の森」。最寄り駅はJR国分駅。鹿児島空港からバスとタクシーを乗り継いで約50分の旅となったが、行程については省略。

実は、この博物館も「ドグたれ」で知った先である。【縄文土偶探訪記】の読者の方はご存じと思うが「中四国九州地区」は土偶さんの出土数は多くない(と言うか、とても少ない)。特に九州地区は稀である。ところが、2015年の6月下旬に、ある読者の方から「鹿児島に素晴らしい考古博物館(上野原縄文の森)があり、そこには小さいけれど土偶さんも展示されている。」との情報がもたらされた。そこで、宮崎銀行の役員さんから情報提供いただいた「西都原考古博物館(http://triglav-research.com/?page_id=15476)」と並んで「九州の(超レア)要探訪先」として訪問の機会を探っていたのである。

「上野原縄文の森」の敷地は広大だった。施設入り口付近にある「ウォーキングマップ」には2.5km以上のコースも示されている程だ。

いきなり「上野原縄文の森ウォーキングマップ」がお出迎え。1番長い「黄色」コースだと2,541m。はぁ~ どれだけ広い施設なんだ…

とりあえず土偶さんがいらっしゃると思われる「縄文の森展示館」に直行する。こりゃ凄い施設だ。思わず溜め息が出た。

「縄文の森展示館」は建物が立派過ぎて全景を撮影する良いスポットが見つからなかった。エントランス付近だけでもこんなに大きいのだ。

入館料は310円。展示館は3F建て。縄文シアター、ジオラマ(縄文時代の生活)、和紙のドーム等々、盛り沢山で何から見学したら良いのか迷ってしまう。とりあえず、土器や石器等の展示室へと進み、お目当ての土偶さんにご対面。本当に愛らしい小型の胴体が、豪華なケースの中で単独展示されている。これが、九州最古の土偶さんである。

探訪お目当ての土偶さん。小さく(5cm)愛らしい。上野原遺跡出土。約7,500年前のモノで、九州最古の土偶さんである。

イメージとしては「南山大学人類学博物館の日本最古級小型土偶さんhttp://triglav-research.com/?page_id=13099)」や「埼玉県立歴史と民俗の博物館の小型土偶さんhttp://triglav-research.com/?page_id=13175)」に似ていらっしゃる。いずれにせよ、これで「九州初の土偶さんご対面」が叶ったのだ\(^o^)/

土偶さん以外では「岩遇さん」にご挨拶。土偶さんは、ほとんどが女性だが、岩遇さんは「男女ペア」で展示されている物もあり、新鮮だった。

こちらの「岩偶」さんは「軽石製」。両方共、女性かな?

こちらは「男女ペア」の岩遇さん。岩遇には「男性」もある事を知った。

土偶さんご対面の後は「縄文シアター」を鑑賞。これが凄い迫力だ。火山の破局的大噴火により、九州南部の縄文文化が滅びるシーンでは胸が痛んだ。

縄文シアターは迫力満点。特に、火山の破局的大噴火で豊かだった縄文文化が滅ぶシーンは胸が痛んだ。そうか、八ヶ岳もかつては活火山だったんだよな…

1Fを一通り見学し終えた後、3Fの展望スペースへと向かう。そこで目にしたモノは...正に「絶景」だった。

3Fの展望スペースから眺めた景色。「絶景」という言葉は、こういうビューのためにあるのだろう…

見処がありすぎて、気が付いたら入館から1時間近くが経過していた。ん? 見学時間の新記録かな?

「上野原縄文の森」は、土偶さんファンであろうがなかろうが、是非、見学をお奨めしたいスポットである。

トリグラフ・リサーチ 稿房主
【縄文土偶探訪記】