【縄文土偶探訪記 Season 3 Vol.11】佐久市立近代美術館(長野県)

訪博物館: 長野県 佐久市立近代美術館
http://www.city.saku.nagano.jp/museum/index.html
探訪日: 2016年11月4日
探訪目的:「長野県の遺跡発掘2016」に展示中の土偶さん

草津温泉巡りの旅3日目(最終日)は、当初は土偶さん探訪の予定はなし。上田経由(西ルート)で色々と(無軌道に)立ち寄りながら、草津から富士見にノンビリと帰る計画だった。

だが、前日訪れた「中野市立博物館」のエントランスに「長野県の遺跡発掘2016年」と題した土偶さんのお顔付きの大型ポスターが貼られていた。そこには、10月29日~11月13日は「佐久市立近代美術館(以下、佐久美術館)」で開催と記されていたのだった。

佐久美術館は、土偶さん探訪では完全ノーマークの先であり、通常は、土偶さんの展示はなさそうな基本は「美術館」だ。でも、これだけ大きな土偶さんのお顔付きポスターの企画展で、さすがに土偶さんの実物の展示が皆無という事は有り得ないだろうと考えて、草津からの復路を佐久経由(東ルート)に急遽変更したのである。

佐久美術館着は12時20分。公園を含む大きな施設のようで、駐車場にD4を止めてから博物館の建物まで3分程歩いた。園内は紅葉で美しい。博物館の建物の堂々たる独特な雰囲気にちょっと圧倒されてしまった。

佐久市立近代美術館の外観。縞模様の壁、特徴ある屋根の配置、ガラス張りの部分等、建物も近代美術なのだろうか?

入館料500円を支払い、改めて美術館のパンフレットを眺める。名前の通りの「美術館」であり、展示品は絵画・彫刻が中心だ。家内は土偶さんよりも、絵画等に心惹かれたようで、常設展示の平山郁夫作品中国陶磁器等をジックリ見学したいとの事(1Fから3Fまでに5つもの美術展示室があった)。

私も15分程お付き合いしたが、まったく興味が湧いてこない。早々に1Fの特別展示室に向かった。「長野県の遺跡発掘2016」この展示室で開催されているのだ。

美術展示室にはすぐに飽きてしまい、1F特別展示室で開催中の「長野県の遺跡発掘2016」展に早々に向かった。

テーマ展示「土偶」と題されたスペースには、向かって右から順に「縄文のビーナス」、前日ご対面したばかりの「姥ヶ沢のビーナス」、そして「仮面の女神」の3体のレプリカが圧倒的な存在感を誇示。

展示室奥には、尖石の国宝土偶様2体と前日に実物とご対面したばかりの姥ヶ沢のビーナスさんのレプリカが並んでいた。

初対面の土偶さん達も数点展示されており、ご挨拶した。「仮面をつけた土偶」との解説プレートが添えられた土偶さん(のパーツ)が2体、ちょこんと並べられていた。

「仮面をつけた土偶」というプレートが添えられた2体の土偶パーツの右側。辰野美術館の仮面土偶さんにやや似ている。

「仮面をつけた土偶」というプレートが添えられた2体の土偶パーツのこちらは左側。上の写真の土偶さんと同じく「佐久市月夜平遺跡出土」。縄文時代後期(約3,500年前)のモノ。共に、佐久市教育委員会所蔵。

その他に目を引いたのが「板状土偶」さんである。「この土偶さん達のソックリさんも確かに見た事あるぞ…」なんて事を考えながら、特別展示室を15分程鑑賞。

板状土偶さん2体。どこかで見た事がある雰囲気のお二人だ(右側はビスケット土偶さんだよね)。共に、松本市エリ穴遺跡出土で縄文時代後期(約3,000年前)のモノ。松本市教育員会所蔵。

家内と待ち合わせた1Fホールへと向かった。これにて、2泊3日の草津温泉巡りとのコラボ企画(浅間と北信濃の土偶さんを巡る旅かな)は、無事に完了。

2016年は、あと何体の土偶さんにご対面できるだろうか?

トリグラフ・リサーチ
稿房主【縄文土偶探訪記】