我が家で「一番不憫な木」に会いに行く

今日が締め切りの金融誌の原稿は、昼前に担当記者さんに送り終えた。

私(我が社)の仕事は「100%自己完結 100%自己責任」がモットーである。

差し迫った〆切りがない時は、私の判断で自由に(その日の気分で)予定が組める。

今日は午後2時前から、約3週間ぶりの「鹿の湯」へ。

1時間弱、たっぷりと温泉に浸かった。

この「車で3分気儘に温泉通い」ってのが、八ヶ岳ライフの「潤い」なんだよね。

日常の楽しみって意味では「敷地内散策」も大切だ!

正確には、我が家の敷地だけじゃなく隣接する財産区林も散策するんで、結構歩けるんだよね。

昨日、今日と生憎の天気だが、夕方になって雨は上がったので午後4時半過ぎから今日の散策を開始。

財産区林の涸れ沢は、私が自宅滞在中の雨でかなりの量の水が流れたようだ。

地面が水の流れでえぐれた跡を見るのは何年ぶりかな?

涸れ沢の川床には水が流れてえぐれた跡が残されていた。こんなの何年ぶりかな?
深い場所だと15cm位、地面がえぐれていた。水の力って凄いんだな。

でも山野草は強いんだよね。

財産区林内に咲く花の現在の主役はマルバウツギである。

ヤマアジサイがまだ開花前なので、現在の財産区林の花の主役はマルバウツギである。
マルバウツギの花も近くで見ると可憐なんだよね…

おっと、そろそろ「我が家で一番不憫な木」の開花時期だな。

敷地の西端に植えた木に会いに行く事にした。

うわっ、見事に花を咲かせているじゃないか (°0°)

更に近付いて(°0°) 横に広がる形で花が咲いているじゃないか!

この木も、70~80cm位の苗木を私が植えたんだよね。

この木の名前は「ハリエンジュ」

なぜ、我が家で一番不憫な木かというとまずは、その「通称」。

「ニセアカシア」って一般的には呼ばれるんだよね。

Picture Thisで樹種判定しても、最初に表示されるのは「ニセアカシア」。ハリエンジュの方がお洒落なんだが、ニセなんて不憫なネーミングである!

「ニセ(偽)」ってつくだけで、もう悲しいな。

歌謡曲とかに登場する「アカシア」って、実はこの木の事らしいのだが、それでもやっぱり「ニセ」なのだそうだ。

不憫の2つ目の理由は、期待されていない色の花を咲かせた事。

購入した際には、苗木には確かに「黄色の花」ってタグが付いていたのだが、いざ咲いてみるとこの色だもんね…

「黄色い花」が咲くという事で購入したのだが、初めてこの色の花が咲いた時には本当にビックリした。

3つ目の不憫は、オフィスや本宅から一番離れた、しかも低い場所に植えたので、開花していても見えないのだ。

私が「一番不憫」と思う木は、西側の財産区林との境界性付近で我が家の敷地内で一番低い場所にある。オフィスや本宅からは遠すぎて花が咲いているのが見えないのである。

まあ、これは私のミスなので、ニセアカシアには何の罪もない。

そして最後の不憫は「写真映え」だな。

元々、開花が梅雨時である上、植えた場所の関係で、他の樹木や花のように「八ヶ岳ブルーの空」を背景としたスカッと美しい写真の撮影が難しいのである。

70~80cmの苗木で買ったのだが、樹高はもう軽く3mを超えているな。何となくブドウの実がなっているような風情でもある。でも、青空背景の美しい写真の撮影は難しい。

こんな感じに「不憫勢揃い」の感があるニセアカシアだが、樹高は既に3mを超える程に育った。

そして、今年はこんなに沢山の花を咲かせたのである(黄色じゃないけどね)。

実は、最近はこの「不憫な子」に結構、情が移ってきている私だった…