2022年冬 ブロアの女神さま 降臨!

この秋以降で、八ヶ岳オフィスが朝、氷点下になったのは、10月26日と11月18日のまだ2回だけだ。

そういった意味では、今年の冬はこれまでのところ「暖冬」だと思う。

だが、冬の足音は、例年よりも早足であるような気がする。

今朝、枕木テラスに出てみると花梨の実が1個、地面の上に落ちていた。

花梨の実が1個、自然に落実していた。昨年は12月5日だったな…

花梨の落葉もほぼ終わっている。

例年であれば12月初旬の現象であり、昨年は12月5日に同じ事が起こっている。

花梨の落葉はほぼ終わった。暖冬なのに落葉は例年よりも早いな。

これは、我が社(家)が、冬支度の最終局面である「落ち葉のブロア作業」や「オフィス屋根の掃除」を実行する際のサインなのである。

加えて、我が友「リスのミッターマイヤー」が、今朝はオフィス周辺の樹木の枝を飛び回っていた。

「ヒマワリの種の給餌はまだかな~」という彼からの催促である。

おやミッターマイター、ヒマワリの種の催促かい? 今年も20kg準備してるんで、もうちょっと待ってね!

これも例年は12月初旬頃からなのだ。

暖冬ではあるが、季節の進み方は1週間から10日程早いのかもしれないな…

私の決算分析山籠もりは「前半戦終盤」。

来週の前半に東京で5件程の講演をこなした後は、すぐに八ヶ岳に戻って「後半戦」に突入する予定だ。

既に、第1波の〆切りラッシュに突入しており、連日、パワポやExcelとの格闘が続いている。

ちょっと、困ったな…

冬支度の最終局面は、来週、八ヶ岳に戻ってから対応する計画だったのだが、前倒しにするべきだろうか?

でも、今日夕方〆切りの案件をひとつ抱えているので身動きとれないな。

単独滞在であれば悩むところなのだが、今回は頼りになる「社主さま(家内)」が同行している。

花梨の実やミッターマイヤーの事をさり気なく伝えると、彼女はすぐにピンときたらしい。

即座に「あなたは仕事に専念してね。落ち葉のブロア作業は、私一人でやっちゃうから!」という力強い言葉が返ってきた。

今日は元々「中村農場(本当に夫婦揃って好きだな…)」でランチの予定を組んであった。

ランチから戻って、午後1時前に社主さまはオフィスにやって来て「ブロアの準備をしてちょうだい。」との社命を私に下した。

「エンジン、それとも電動の方?」と確認すると「勿論、エンジンよ!」との言葉が即座に返ってきた。

ああっ、また豪快にエンジンブロアで落ち葉をぶっ飛ばすんだな…

オフィスの地下室からエンジンブロアを運び出してきて、メンテと給油をしてエンジン始動。

気が付くとエンジンブロアもすっかり社主さまに懐いていた。エンジンチェンソーを除けば、もう電動工具は社主さまは何でもOKだ!

うん、異常なし!

あとは社主さまの「独壇場」である。

私が仕事をしている間は、ブロアのエンジン音が絶え間なく敷地内に響き渡っていた。

我が家の敷地の広さは600坪。

広葉樹はなるべく伐採せずに温存しているので、落ち葉の絨毯の広さと厚さは半端ではない。

敷地内の落ち葉の絨毯は広く厚い…

1人1台のブロアで丸1日、2人で2台のブロアで手分けして半日の作業である。

2019年までは私の専担作業であったが、一昨年の12月から社主さまが参戦し、今ではブロアも彼女にすっかり懐いている。

1時間半程してエンジン音が途絶えた。

「燃料切れかな?」 と思って、社主さまの様子を見に行くと、広げたブルーシートの上にブロアで吹き集めた落ち葉を山のように積んでいた。

何しているんだ??

近付いて問うてみると「一輪車で運ぶのがまどろっこしいのよね。ブルーシートに包んで運べば、1回で一輪車の4~5倍は運べるのよ。」とのお言葉。

我が嫁ながら、惚れ惚れする程の豪腕ぶりである。

こんな大きなブルーシートに落ち葉を山積みにして1人で運べるんかい?? 器用に包んで引っ張りながら運んでいました(°0°)

「あなたは仕事を続けて。私一人で楽勝だから。」

は~い (^_^)v

〆切りカツカツの作業の進捗状況だったので、素直に社主さまの言葉に甘える事にした。

彼女は結局、3時間弱の作業で敷地内の7割程のブロア作業を終えてしまった。

オフィスと枕木テラスの間のスペースは、山栗と白樺の落ち葉で洋芝がすっかり覆われている(作業前の様子)。
「ブロアの女神」作業後の様子。

「残りは、明日、テニスから帰った後に終わらせるからね。」とサラッと言う。

う~ん、やる事も言う事も「粋」だな!

「八ヶ岳ライフへの適合性」という意味では、社主さまは私の上を行く存在だろう。

今日は「ブロアの女神さま」が八ヶ岳に降臨した日であった。

 

by『八ヶ岳稿房主』