今日10月9日は、私にとって、それなりに特別な日である。そう「土偶の日」なのだ。
かつて(2015年までだったかな?)「どぐキャラ総選挙」なるイベントがあって、その活動で「土偶の日」の存在らしきものを初めて意識した。だが、2016年に日本記念日協会へ記念日として申請し、審査を通過して「協会認定記念日」となった事を知ったのは、昨年の10月であった。
10月下旬に開催した東京での講演の際に、青森県の地域銀行の役員さんが「どぐうあんぱん」と「どぐうメロンパン」をわざわざお土産として(どっさりと)持ってきてくれたのである。その美味を堪能すると同時に、どうしてこんなパンを発売する事になったのかが気になってリサーチした。
北海道・北東北の縄文遺跡群の2020年の世界遺産登録を目指して、「くどパンのどぐパン2(第2弾)」が、「土偶の日」から青森県内のスーパーやコンビニで発売されたのだそうだ。
「青森ってお茶目な事をするんだな。」と素直に感心してしまった。そしてさらに情報を収集して、土偶の日が「日本記念日協会認定記念日」となった事実を学んだのだ。
ちなみに、日本記念日協会は、最近「9月16日の安室奈美恵の日」を認定しなかった事で話題となった「一般社団法人」である。
Googleカレンダーでは「日本の祭日」と一緒に「土偶の日」は登録済みなので、今朝、ちゃんと通知が届いていた。だが、今日は朝から講演や会食が続いたので「今年も青森県は特別な企画を用意しているのかな?」と、ちょっと気にした程度。
関東圏での講演が終わり仕事が一段落したので、帰路のローカル特急の中で、iPad Proを開いて「土偶の日」と検索をかけてみた。すると『すべての土偶が嫉妬した!発掘型メモパッド「OMOSHIROI BLOCK 国宝合掌土偶」プロモーションムービー、本日10月9日(土偶の日)公開!』という文字が目に飛び込んできた。
すぐに記事をクリックし、この後半の文章の主語は『青森県』である事が判明。さらに「青森県と株式会社トライアードが共同開発」という情報も入手した。
『八ヶ岳稿房』であまり書いた事はないが、文房具に関する私の造詣はとても深い。土偶さん、野鳥さん、DIYなんて、文房具と比較したら足元にも及ばない。仕事(本業)である「銀行業界の調査分析」と比べても遜色はないだろう。
そんな私が「トライアード」という社名を目にしてすぐにピーンと来た。「あの値段は高いけど、正にアートとしか表現できないメモだな。きっと使用するにつれて、国宝 合掌土偶さんが立体的に現れてくるんだろうな。」と想像したのだ。
そして、記事に掲載されていた 動画URL:https://youtu.be/3-Wtzn_90uM のリンクをクリックして大感動! 今年もナイスだな!! 青森県、本当にすごいぞ!!! 私の予想は見事に的中したのである。
続いて、この芸術的メモブロックの販売店を検索。どこが一番近いかな? とりあえず実物見てみたいな.. なんて考えたのだが、ふと閃いて、ダメもとでAmazonを検索。するとちゃんと販売中ではないか。残り5点。販売価格は税込み11,000円である。
青森県もお茶目だが、Amazonも本当に何でも売ってるな。こんな具合に帰りのローカル特急では感動の連続だった。
えっ、私が購入したかって? それは読者の皆さんのご想像にお任せします。
我が社の社是は『伊達と酔狂』。そんな会社の代表が「すべての土偶が嫉妬した」とか「メモとしては高い。国宝としては安い。」なんてキャッチコピー目にして、何もしなかったらお洒落じゃないよね!