「憲法違反的暑さ」へのトリグラフ流対処法

7月最終週から8月第3週までは、新しい講演資料の作成に集中するために、講演活動を控えめにする事に決めていた。実際は、スーツ、ネクタイをしっかりと纏って全国を飛び回るにはあまりにも「過酷な時期」と考えたからなのだが…

だが、今日、明日と名古屋や東京で講演や会食の予定がガッツリと組まれているので、昨日の午後5時に八ヶ岳オフィスを退社して、午後7時過ぎに新百合ヶ丘の自宅に戻った。D4を自宅ビルトイン車庫に入れてドアを開いた直後の衝撃。「何なんだ、この暑さは…」大袈裟ではなく、思わず絶句してしまった。

今日は、朝から名古屋出張。「自宅からあざみ野駅までD4で移動、駅脇の駐車場にD4を置いて、横浜市営地下鉄であざみ野から新横浜に向かい、その後は新幹線」というのが東海地区巡業の際の基本パターンである。覚悟はしていたが、どこに行っても、ウンザリする程の暑さだ。八ヶ岳の西麓 標高1,300mの地にあるオフィスと同じ日本とは思えない。不快感に拍車を掛けたのは、横浜市営地下鉄の混雑である。乗車した車輌が悪かったのか、小田急線の快速急行に負けない位の混み具合だった。

さらに、私の機嫌を悪くしたのは、地下鉄車内で、左隣と右後方に最近よく目にする「リュックサックを体の前方に掛けた(抱えた)」サラリーマンと学生がいた事だ。無神経に背負っている奴も嫌いだが、体の前に掛けていると、まるで「妊婦さん」のように感じてしまう。「オッサン顔した妊婦さん」— なんか怪奇映画を見ているようで嫌だ。

あ~あ、八ヶ岳を離れると、どうしてこうもイライラするのだろうか?? 名古屋に向かう新幹線の車中で、ふと「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」というフレーズが頭に浮かんだ。憲法第25条だったかな?「こんな暑さで健康で文化的な最低限の生活を営む事なんて出来ないだろうが! この憲法違反の暑さを何とかしてくれ~」

暴動でも煽りたくなる破壊的衝動(決して自分では暴動に参加しない事が大切)を抑えるために、実は最近、ある方法を用いている。「冬の八ヶ岳オフィスの風景」を撮影した写真を眺めるのだ。それだけで、かなりのクールダウン効果を発揮してくれる。読者の皆さんに、ちょっとお裾分けしよう!

5枚程眺めていると、気温が2~3℃下がったような気がするのは、私だけかな…