11月3日のウッドデッキ工事完成から2週間程経過した頃に、水道業者さんから、11月22日に上水道配管工事を行う旨の待望の連絡があった。地面が凍結した後は、配管作業に手間取るとの事で、多忙な中、かなり無理にスケジュールを組んでくれたようだ(改めて感謝)。
連絡があったのは、家内(社主)との北海道函館役員慰安旅行から川崎自宅に戻った翌日。ちなみに、この役員旅行で、私は偶然、国宝土偶「かっくちゃん」に出会い、それがその後の【縄文土偶探訪】の切っ掛けとなったのである。
20日には大阪出張、21日には川崎自宅で税理士事務所の対応の予定があったが、幸い22日は何の予定もなかったので、工事に立ち会う事にした。当日は、かなり大型のユンボが搬入されて9時過ぎから作業開始。ユンボが凄い勢いでオフィス周辺の地面を掘り起こして行く。
作業途中で問題が発生した。上水道の新たな配管を枕木アプローチの下を通して敷設せねばならない事が判明。業者さんは敷設場所の枕木のみを一時的に移動して対応しようと考えていたのだが、我が家の枕木アプローチは、柳生博先生の八ヶ岳倶楽部を真似て、すべて下に2本の枕木レールが通してあるのだ。枕木レールも含めて移動するとなるとかなりの本数の枕木を動かさねばならない。
結局、ユンボのオペレーターさんは、注意深く枕木のアプローチとレールの下(枕木の移動無しに)を掘り進めるというやり方を選択した。正に「匠の技」である。
この面倒な工程が終わった後、作業は順調に進んだ。上水道管を敷設する深度の深さ(凍結深度が深いため)とその細さに改めて驚かされた。
午後には電気工事業さんも現場に来てくれて、電気工事用のケーブル敷設も同時に進めた。すべての作業が終了したのは午後5時過ぎ。
水道工事の業者さんには、トイレ、暖房機器の設置も依頼しており、機器は既に届いている事を確認。トイレ等の工事は ①電気工事完了後 かつ、②担当の職人さんの都合が付き次第 という事でこの日の作業は完了。電気工事業者さんには、オフィスの中に入っていただき、今後の作業の打ち合わせを行う。
が、ここで衝撃の事実が判明。「大久保さん、配電盤は目立たないように、トイレの内壁に設置するという事だったよね。それに合わせて、断熱材も穴開けお願いしたんだけど?」と業者さんが確認してきた。私は即座に「そうですよ。スタイロエースの加工に苦労しましたが、ピッタリと穴開け出来ているはずです。」と答えた。「だったら、トイレの壁の工事終わっていなければ電気工事は出来ないよ。まずはそれを終わらせてよ。」と業者さん。瞬間、頭の中が真っ白になった。
トイレ壁の工事は、暖房機器等の設置が終わった後、暖かい環境の中で進める計画だったのだ。焦燥感と危機感がピークに達したのがこの日だった。私は、急遽、作業手順の見直しに着手せねばならなくなったのだ…