屋根先生との緊迫した半日作業の翌日(2013年8月4日)、Team Triglavは、垂木の積み残しの作業と屋根の四辺を囲む「鼻隠し」や「破風板」等の取付作業に取り組んだ。
屋根先生の考え方は合理的で、垂木や金具等の取付は重要な部分を優先したのである。同じ作業が繰り返しとなるような部材については「明日にでもやって下さい。」という感じで躊躇なくスキップした。
そのため、屋根の主要な構造部分の作業を半日で終えた上に、屋根工事最終工程までの詳しい手順を教えてもらう事が出来たのだ。
屋根先生の指導のおかげで、この日の作業は順調に進み、午後4時半前には目標の作業をすべて終え、オフィスはブルーシートで覆われた。垂木工事を終えた事によって、ブルーシートがまるで屋根材のようにオフィスを包んでくれ、多少の風や雨でも慌てる必要がなくなったのである。
振り返ってみると、7月初旬から続く作業に、私の身体が悲鳴をあげ始めたのがこの頃だったように思う。インパクトドライバを目よりも高い位置、かつ、不自然な姿勢で使い続けていたためか、右腕から肩、首筋に掛けて鈍い痛みと張りがあり、そのせいか珍しく頭痛らしき症状があった。
この日の作業終了後、ロッキングチェアに座ってグッタリしている私を家内が撮影した写真があるが、確かに、人間ここまで疲れ切った表情ができるのかと、我ながら感心(呆れて)しまった。
色々あったが、屋根の垂木工事はなんとか終了。次なる工程は「野地板」貼りであり、8月10日~11日の2日間で終わらせる計画だ。