今日は完全休養日。今回の八ヶ岳滞在中はオンライン講演の予定がギッシリで、昨日までは一切出歩くことがなかった。
そこで、社主さまと開花シーズンを迎えている「梅」のお花見を朝から計画。長野であれば「伊那梅苑」が有名だが、さすがにまだ開花時期ではなさそうだ。
じゃあ山梨方面だね!となり、ちょっと甲府界隈まで足を伸ばして、所謂「梅の名所」を巡ることにした。最初に訪れたのが、甲府の「不老園(http://www.furouen.jp/)」だ。
不老園は、明治30年、呉服商の七代目奥村正右衛門という人が、別荘として開園したもの。総面積約5万平方メートル敷地内には、梅を筆頭に約2,000本の観賞用の花木が植えられている。
凄いのは梅の種類。私は、梅は白梅と紅梅という程度の認識しかなかったのだが、こちらには、これまで見た事も聞いた事もなかった様々な種類の梅が植えられ、そして見事に開花していた。
梅って、こんなに種類が多いんだ。感動…
「鹿児島」とか「豊後」とか九州の地名を付した梅が多いのが不思議だったのだが、それは奥村正右衛門氏さんが、北海道を除く全国を行脚して、特に九州地方から様々な梅を持ち帰っては植え付けたためだと判明した。
入園料は1人500円。お花大好きな社主さまは「梅の種類(名前)」を確認しながらゆっくりと園内を歩くので滞在時間は約70分。考古博物館見学平均所要時間の2倍以上となった。
梅の種類が多いので、私は途中から写真撮影に専念。一番好きなタイプの「豊後梅(ぶんごうめ)」の名前だけはしっかりと覚えた。
COVID-19の影響で、昨年はお花見の自粛とか各種フラワーフェスティバルの開催中止等が相次いだが、そもそも花々には何の罪もない。
2021年はCOVID-19対策をしっかりとした上で、社主さまと「花巡り」を積極的にして行こうと決めた。結果的には「不老園」がキックオフの地となったわけだ。
ちなみに、不老園を訪れるお客さんは、私が予想していたよりもかなり多かったが、敷地が広大であるために「三密状態とはまったくの無縁」だった。
この点は、ほとんどいつも貸し切り状態の考古博物館と共通だった。