昨晩、社主さまと八ヶ岳オフィスに出社。4月28日朝以来なので、今回、八ヶ岳を離れていたのは丸5日程度である。
川崎自宅も東京も、まるで初夏のような陽気だったが、八ヶ岳の夜はまだちょっと肌寒く、昨晩は、季節が一気に1ヵ月以上は逆戻りした感じだった。
八ヶ岳オフィスと川崎自宅の往来程度であれば、まだ「季節感の調整」が可能だが、これに全国を飛び回る講演の移動が加わると、もう何が何だかわからなくなってくる。
北海道出張の翌日に沖縄出張なんて経験も実際にあるし、東北と九州を日替わりで交互に移動なんてのは珍しくもない。今年のように桜の開花が驚く程早かったりすると、さらに混乱する。
「今の季節は何と呼べば良いのか?」と自身に問い掛けた時に、即座に答えられないのは、どうもお洒落じゃない。そうなると不思議なもので「行動」を基準に、強引に季節の「節目」を付けたくなる。まあ、これはあくまでも「私の場合」はであるが…
今日は「その日」である。私は、例年、憲法記念日の前後数日で「スタッドレスタイヤの換装」を行なう(過去2回だけ例外があったが…)。厳密には「愛車(現在ならばD4)の」が付く。社主さまのパジェロミニの換装は前回の八ヶ岳出社時に終えている。
ノーマルからスタッドレスへの換装は、通常、「文化の日」が基準日なので、ちょうど「6ヵ月に1度の定例行事」だ。だが、この季節の行事、かなりの「重労働」である。
いつもは、早朝から作業を始めて、富士見のタイヤガーデン「ピットイン」の開店時間である午前9時に一番乗りで作業をお願いする。だが、今日は、朝方は小雨が降っていたし、長男を午前9時前に小淵沢駅に迎えに行く必要もあったので、午前中の作業は見送り。
社主さまと長男は、お昼過ぎからテニスに行ったので、結局、1人取り残された状態で、午後1時過ぎから作業を開始。
D4のタイヤサイズは 255/55R19で、デカくて厚い。アルミホイールを付けた時の重さは半端ではない。
タイヤの保管場所であるメインウッドデッキ下の収納スペース(デッキの下にポリカの波板が貼ってあり、雨が降っても濡れない)から運び出して、ノーマルタイヤをD4に積むだけでかなりの肉体作業だ。
そして、デカいので、セカンドシートとサードシートをフルフラットにしてもラゲージスペースは4本のタイヤにほぼ占有されてしまう。
重労働後は、ピットインまで運んで換装をお願いする。今日はタイヤ換装の先客さんが2名おり、いつもより待ち時間がちょっと長くなった。
午後2時に持ち込んで、タイヤ換装と買い物を終えて八ヶ岳本宅に戻ったのが午後3時20分。スタッドレスタイヤを降ろして、冬の間「融雪剤」に苛められていたホイールの洗浄作業を終えたのが午後4時ちょっと前。
洗浄機具の後片付けをしていたら、ちょうど社主さま達がテニスから戻ってきた。
まあ、こんな具合に、GW後半戦初日の午後3時間を「タイヤ換装」という傍目には「地味でつまらない」であろう作業に費やした次第だ。だが、私には疲労感を大きく上回る「充足感」がある。
この作業を終えると、私は「本当の意味で冬が終わった」と実感できるからだ。
既に、庭のソメイヨシノは葉桜となり、ホスタが一斉に新芽を出して「春も終盤戦」といった風情であっても、やっぱり「冬と春の節目はタイヤ交換」なのである。
さあて、明日は何をしようかな?