【オフィス・セルフビルド回顧録】室内 天井・床工事 忍耐編《10~15日目》

9月27日に全国講演の日程を終えた私は、28日を川崎自宅でノンビリと過ごした後、29日に家内と八ヶ岳に向かった。その日の午後は、部材・工具の整理や作業手順の確認を行い、30日の朝から作業を開始。

今回も、家内(社主)とのペア作業であり、目標は10月5日までに、床材工事をすべて終える事だ。9月30日と10月1日の2日間は、壁や天井に塗料(VATON)を塗る作業に費やした。床材を敷き詰める前であれば、天井や壁からの塗料の滴りを気にせずに作業が出来るからである。

この茶色の塗装缶が内装材に使う VATONである。シックハウス対策の塗料であり、塗装しても木目はハッキリと見えるが、ほんのりと白みがかかった風情になる。

また、これからの内装工事で使う事になる巾木や窓枠飾り等の部材も、メインウッドデッキに並べて一気にVATONを塗ってしまった。

巾木や窓枠飾りの部材等はメインウッドデッキに並べて一気にVATONを塗った。写真は「巾木」部材である。

10月2日は床材を仮置きして、どのようにカット・配置するか手順を組み、部材を作業手順に沿って並べる作業に充てた。行き当たりばったりのカット作業は無駄が多い事をこれまでの作業で学んだ。急がば回れではないが、この日の作業がその後の工程をスムーズに進める上で、極めて重要なのである。

床材敷設作業は3日朝からスタート。基本的な手順は天井作業と同じであるが、上を向いての作業ではないため楽である。違いと言えば、部材が床材の方が厚みがある事だ。

写真ではわかりづらいかもしれないが、下が天井、上が床用の部材である。材質はまったく同じだが、床材の方が厚みがある。
10月3日の朝から床材敷設作業を開始した。基本的な手順は天井と同じだが、部材を見下ろす形での作業なので楽だった。部材のカットや固定作業を丁寧に進めた。

天井作業の時もそうだったが、残材で書棚を作る計画だったので、無駄やミスの無いように丁寧(かつ慎重)に部材の切断と配置作業を進めた。この頃になると、私も家内もほぼ正確に作業に要する時間を予想する事が出来るようになっていた。

10月4日までにロフト下部以外の床張り作業をほぼ完了。写真は残った部分の作業を始める前(5日朝)のもの。
こちらも、10月5日の作業開始前の写真。やっぱり合板ではなく、天然無垢の床板は味わいがある。

「事前準備を含め丁寧な作業で丸4日」と見込んで始めた床材貼りは、ほぼ計画通り10月5日の午後4時前に無事完了\(^o^)/

10月5日の午後4時前に床材貼りの全行程を無事に完了。写真右下に床材が貼っていない部分があるが、ここにはテラコッタのタイルを敷き詰める予定だ。

屋根工事は、家内と三男の2人でやり遂げたわけだが、床工事については、家内と私の完全ペア作業となった。私の家内(社主)に対する感謝と尊敬の念はさらに高まり、「崇拝」に近いものになりつつあった。

作業日数15日にして、天井・床工事 忍耐編は完了。次なる工程は「窓・デッキ・内装工事」である!