7月27日に、無事、ログ壁の立ち上げ作業を終えた我々(今後、Team Triglavと呼ぶ)は、次なるステップである「屋根工事」へと移行する事になった。そして、その「苦闘」は8月下旬まで続く事になる。
屋根工事に際しては、当然ながら「足場」が必要だ。2013年8月2日は、業者さんによる足場組み立て工事が行われた。
朝8時前(八ヶ岳周辺での土木・建築系の工事は、どうやら8時スタートが常識らしい)に職人さんが2人で来て、作業開始。お若いせいもあるが、まあ見事な位にキビキビ手際よく作業して、見ていて気持ちが良い。足場は大袈裟ではなく、あっという間に組み上げられて行く。
11時前には作業は終了し、職人さん達はお昼前には次の現場に向かった。
翌8月3日~4日の2日間は、Tさんとその息子さんRちゃんが助っ人として来てくれる事になった。この間に、垂木(屋根板を支えるため、棟から軒に渡した木)工事をすべて終わらせるのが、私の計画である。
足場業者さんがオフィスの工事現場を去った後、いつものように次の工程の段取りを組み、作業の下準備作業を進めようとしたのだが、どうしても垂木の組み方がよくわからない。
元々、マニュアルらしいものはほとんどなく、ネット情報や市販されているログ・セルフビルドの本(たった1冊)を頼りに、私が自己流で作業手順をまとめてきたのだが、大きな壁にぶち当たってしまった感じだった。
ここで私は、オフィス・セルフビルド作業における、ある例外的な判断を下す事になる。これが、屋根工事『苦闘編』の幕開けだった…