2013年7月11日。オフィス基礎工事はついに最終日を迎えた。6月5日の工事開始日には1ヶ月+αというのが工期予定であったので、まあ計画通りの進捗だったと言えるだろう。
業者さん的には、工期前半の雨の影響や下水道管配管工事の手順の違い等で、2〜3日の遅れがあったのかなという気がした。但し、敢えて確認しなかったので、あくまでも推測である。
最終日の工事は、布基礎内部の地面をきれいに固め均して、その上に防湿シートを敷き詰めてクリップ止めする作業だ。同時並行的に、工事現場の後片付けと機材の撤去が手際よく進められた。
実はオフィス基礎は、全面コンクリートを敷き詰めるベタ基礎という選択肢があった。だが、電動工具やログ残材の収納に地下室を用いると用途を伝えた際に、ログキット業者の社長さんも基礎工事業者さんも、コスト面を含めて布基礎がベストとのアドバイスをしてくれたのだ。
防湿シートを敷き詰める際も「湿気が籠もって、ジメジメした地下室になりませんかね?」と聞いてみると「この構造でこの場所なら、基礎内部の地面はカラカラに乾燥して、コンクリートのように固まるよ。」と自信を持った答えが返ってきた。そして、現状は正にその通りの状態になっている。やはり、プロのアドバイスには、素直に従うべきだ。
また、後片付け作業の手際の良さと徹底ぶりにも感動。これまでの新築やリフォーム工事の経験から、良い業者さんの選びのポイントは ①詳細でありながらわかりやすい見積書 ②工事撤収作業の際の手際の良さと兎に角きれいな後片付け が極めて重要だと感じている。
オフィスセルフビルドでお付き合いした業者さん達は、どこもこの2つの条件を見事に満たしており、セルフビルド完了後もウッドデッキ基礎工事、本宅の大型石油ファンヒーターの交換、敷地内の光ケーブル地下敷設等々をお願いし、お付き合いが続いている。
午後3時前には無事にすべての作業が完了\(^o^)/ 運搬用トラックが別の現場に出ており、ユンボの搬送だけは翌12日になるとの事。お世話になったユンボ君、今晩はきれいに整ったオフィス予定地の脇でノンビリと休息して下さい。
現場監督さんからは「ログハウスのセルフビルドは、初めての場合、戸惑うことが多いだろうが、諦めなければどんどんコツが掴めてくる。但し、部材の置き方が悪いとログ材が驚くほどに反ってくる。完成まで辿り着かないのは、部材を傷めてしまったケースが多い。ここは、部材を置くスペースがたっぷりあるので、兎に角、平な所に部材を置くことだよ。」という貴重なアドバイスをいただいた。
そして、これから始まるセルフビルド作業の終盤戦で、このアドバイスのありがたさを実感することになる。
さあ明日から、オフィスセルフビルド回顧録は、新シーズン「ログ壁立ち上げまでの激闘編」に突入だ。DIY系の読者には、お楽しみ度5倍増位になる事をお約束する!