2013年6月5日から始まったオフィスの基礎工事もこの日を含めて残すところ2日となった。
朝から独立基礎11本にボイド管を立ち上げて生コンの流し込み作業が進められた。速乾コンクリートを使うので、翌日にはボイド管を撤去できるとの事。この日については、その後、2016年夏のオフィスウッドデッキ増設工事 https://triglav-research.com/?page_id=17508 でもまったく同じ工程が再現されることになる。
独立基礎の立ち上げが終わると、ユンボを使ったオフィス建設予定地の整地作業が始まった。掘り起こされていくつかの土の山が出来上がった敷地を平らに均らすのである。その際に、仲良しになった現場監督さんに、ダメもとで、庭の整地もお願いしてみた。
洋芝生とハーブ、そして雑草が混在する平行四辺形の庭のスペースは約200坪。本来、土地の高さは均一であるのだが、元々生えていたシンボルツリー(サワグルミ)が強風で倒れてしまった後に残った切り株や本宅敷地との境界線に生えていたので伐採した赤松数本の切り株撤去後の窪みが残されるなど、妙に美しくない凹凸感があった。
私には、基礎工事作業で出来た土の山を活用すれば、敷地を均すのにちょうど良いのではないかとのイメージがあった。現場監督さん曰く「いいよ。残土処理の手間も省けるから、任せてくれるならついでにやっちゃうよ!」との事。
かくして、ユンボ君の最後の作業は、予定外の我が家の庭の「整地作業」と相成った。そして、その後、庭は見違えるほど美しくなった! 超謝謝である。
「上手いタイミングで断れないおまけの追加注文をしてくるので、随分と損をしたような気がする。」と川崎自宅建築の際に、その時の現場監督さんに笑いながら言われた事を思い出す。
家を作るなど大きな工事をする際のポイントは、しっかりと現場に立ち会って、現場監督さんとの信頼関係を作る事が肝要だと思う。任せっきりで建てた家のトラブルは施工業者だけでなく、施主さん側の姿勢にも問題があるように思える。
「家」は建築の段階から愛着を持って接し、メインテナンスに手間暇を惜しんではならない。基本的には「一生のパートナー」なのである!