八ヶ岳第2次一時撤収戦— ああっ、土偶さんが呼んでいる…

社主さまの上海滞在による約1ヵ月の私の独身生活も残り3分の1程となった。

オンライン講演は現在は端境期。

次のラッシュは四半期レビューがスタートする10月中旬からで、それが終わると銀行の中間決算分析山籠もり期間にそのまま突入する。

本来であれば、私にとって、3月最終週から4月中旬、9月最終週から10月中旬頃が、日常生活において最もビジネスの比重が低下する時期なのである。

そんなわけで、今年の4月は15日間の役員欧州視察&慰安旅行を楽しんだのだ。
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だが、今回は再来週前半に「第二種電気工事士試験」のCBT方式の試験が待ち構えている。

その対策で、今週は午前中がビジネス、午後は試験勉強という感じで、それなりに慌ただしい日々を送った。

そして、今日は八ヶ岳からの撤収日。

夕方には、オーラルケアの予約が入れてあったし、明日は父の四十九日法要で南房総の実家に戻らねばならない。

来週月曜日には、東京で3件の対面講演の予定も組まれている。

今回も、新百合ヶ丘の自宅には数日間のショートステイ。

それ以外にも、色々と対応せねばならない案件があるので、今朝は自宅滞在中のタスクリスト作成からスタートした。
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オーラルケアの予約は午後4時半だったので、ノンビリと午前9時半過ぎにオフィスを発つことにした。

まずは、最初のタスクである「ミニトマト」の収穫である。

社主さまが、今年から実験的にスタートした「野菜作り」。

メインウッドデッキに置いたプランターで5~6種類の野菜を育てたのだが、ニンジンが失敗気味であったのを除くと想定外の収穫となった。

特に、ミニトマトは「大当たり」。

他の野菜がもう収穫期を終えつつある中、まだ次から次へと実が生っている。

ミニトマトは、この時期になってもまだまだ新しい実が生ってくる。正直、プランター栽培でこんなに収穫できるなんてビックリだ。
今朝の撤収時の収穫。最盛期には、この倍以上の量が毎朝、たった3本のミニトマトの苗から収穫できたのだ。

プランターでもこれ程の収穫なのだから、畑で育てたら凄いんだろうな…

8月に追加で購入した約1,500㎡の土地の一部や現在のお庭のフラットスペースは「野菜畑」や「果樹ガーデン」の即戦力と成り得る。

どういった形で、S・E・N・Sな庭作りの内、E(Edible)と2つ目のS (Survival)を実現させようかと考えながら、オフィスを発った。
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渋滞はまったくなく、おとちゃん任せで中央道を快走。

いつものように、釈迦堂PAに寄って、ランチ用に桔梗屋さんのお弁当を買うことにした。

おとちゃんを駐車してドアを開けたら「釈迦堂遺跡博物館」の建物が視界に入った。

釈迦堂PAの駐車場でおとちゃんのドアを開いたら、釈迦堂遺跡博物館の建物が見えた。瞬間、土偶さん達が呼んでいるのがわかった。

その瞬間、「あっ、土偶さん達が呼んでいる!」と感じた。

2020年6月に「三十三番土偶札所巡り(https://triglav-research.com/?page_id=28440)」を結願して以来、約5年3ヵ月ぶりの『衝動』であった。

釈迦堂PA上りから博物館までは徒歩で10分弱。

勝手知ったる道を早足で歩いた。う~ん、随分とご無沙汰だったね…

博物館建物脇の(おそらくは)メインシンボルツリー。私は、こういう樹もたまらなく好きなんだよね!

最後に訪れたのは2021年の春頃だったかな?
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博物館では、ちょうど「縄文のモノ・まね展」なる企画展を開催中。

釈迦堂遺跡博物館では、ちょうど「縄文のモノ・まね展」なる企画展を開催中だった。

デリバティブ土偶さん達と言えば、「仮面の女神」さまの韮崎の「う~らちゃん(https://triglav-research.com/?p=20611)」と辰野の「ほっこりちゃん(https://triglav-research.com/?p=13338)」が有名だけど、井戸尻の「バンザイ土偶さん(始祖女神像)」にもソックリさんがいたんだね。

我が聖地「井戸尻」のバンザイ土偶さん(と私は呼んでいる)。正式名は「始祖女神像」。レプリカでの釈迦堂企画展参加のようだ。
こちらが、デリバティブ土偶さん。北杜市の竹宇3遺跡の出土とのことだが、仮面の女神さまの「う~らちゃん」や「ほっこりちゃん」程のインパクトはないな…
こちらは企画展のよく似た特徴の土器のシリーズ。

もう、土偶さんについては、全国の考古博物館を巡って「学び尽くした」と感じていたのだが、まだまだだな…
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その後は、常設展示室でお馴染みの土偶さん達や顔面付き土器に、ご無沙汰のお詫びを伝えた。

やあ、本当に久し振りだね。右は「しゃっこちゃん」、左が「しゃかちゃん」だったかな…
右は有名な「出産土偶」さんである。左の土偶さんも「妊婦(出産)」系だよね。
名もなき土偶さん達の破片が大量に出土しているのが「釈迦堂」の特徴。確か釈迦堂だけで1,100体以上の土偶さんが出土していたはずだ。
釈迦堂遺跡博物館は、土偶さん達だけではなく土器のコレクションも素晴らしい。八ヶ岳界隈では、井戸尻に次ぐと思う。

やっぱり「縄文時代」の土偶さんや土器が、私は理屈抜きで好きだな!

弥生時代以降の遺物・遺構・遺跡には何の興味も湧かないから不思議である(除く「神社」)。

「おとちゃん」はどう見ても、八ヶ岳の「吊り目土偶さん」系の顔だよね!

しかしまあ、「おとちゃん」って「八ヶ岳吊り目系」の土偶さん顔だな。

そんな事を考えていたら、お弁当を買うのを忘れてしまった(>_<)
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やりたい事がいっぱいあるので、もう全国を飛び回るような暇も気力もないけれど、8月から先送りになっていた「八ヶ岳 縄文聖地 巡礼の旅」を始動する上で、今日は良い切っ掛けとなった。

土偶さんは、本当に私を「呼ぶ(招く)」のである。

そう言えば、3月に合格した尖石の「縄文検定上級」の認定証をまだ受け取りに行ってなかったぞ!

合格までの勉強は好きで楽しいけれど、受かってしまった後は、急に「淡泊」になるのが私の性癖なのだ…

— One Life, Live It !

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