八ヶ岳滞在は今日で4日目。
私は、先週、東京や関西出張で「日本酷暑化」の凄まじさを体感した。
ゆえに「八ヶ岳の真夏の快適さ」を再認識し、やっぱり夏場は八ヶ岳拠点を中心に暮らすのが合理的だと確信した。
八ヶ岳西麓 富士見高原 標高1,300mの地も、私が自宅滞在中であった7月29日の午後に今年の最高気温30.8℃を記録した(ようだ)。

この最高気温、かつての富士見高原であれば、ちょっと想像できないくらいの高さ(暑さ)だ。
但し、今年はこれまでの所、30℃超えはこの日のみ。
私が滞在中の30°超えはまだなく「避暑地の矜持」をしっかりと保ってくれている。
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今朝は珍しく最低気温が20°を割り込まなかったが、日中の陽射しは穏やかでまったく暑さを感じなかった。
午後6時半過ぎに1日の気温推移データを確認すると、今日の最高気温は27.1°。
私の「暑くない」という感覚は正しかったのである。
お昼前に荷物を届けに来てくれた宅配業者さんも、第一声が「ここはいつ来ても涼しいですね~」であった。
おそらく、森に囲まれたロケーションと、財産区林の涸れ沢筋に沿って流れる涼風が、夏場の快適さをもたらしてくれるのだと思う。

まあ結局は「樹木の恵み」なのである。
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暑くなかったので、午後2時半頃から、「ゼロからはじめる新しい庭作り」の作業を開始。
と言っても、全然急ぐ気持ちは無く、今回の庭作りは、畑と果樹ガーデンを除いては、「ライフワーク的スパン」で取り組んでもイイかなと考えている。
「土地は逃げない」からね…
そんなわけで、まずは新たに購入した土地と公道(町道)の接道部分に積もった落ち葉の除去作業から着手することにした。
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私が30歳代の後半からデュアル・ライフを楽しんでいる事を、知人や我が社のお客様はよく知っている。
コロナ禍以降、田舎にセカンドハウスを持ったり、或いは、移住を目論む人達は着実に増加しており、頻繁に相談を受けるようになった。
勿論、私とその周辺の人々の「加齢」と「日本(地球)酷暑化」が影響しているのも間違いない。
特に「土地探しのポイント」に関するものが多いのだが、これについては、「主観性」が重要な領域なので、具体的な質問以外には、なるべく口出ししないようにしている。
中でも多いのが「避けるべき土地」関連で、これについて(だけ)は、結構、真面目に私の考えを伝える。
意外とハザードマップの情報とかを気にしない人が多いからだ。
今回、追加購入した土地で最も重視した「将来の開発リスクの低さ」等も代表的なポイントだが、まあこれらは、土地売買契約に際しての、重要事項説明(重説)で、法令・規制関連の情報として網羅される。
でも、土地探しの段階からしっかりと把握しておけば、無駄な時間が回避出来る。
そして、避けるべき土地の私的ポイントを一通りサラッと伝えた後、最後にぽつっと呟くのだ。
「まあ、一番面倒なのは、だらしない隣人だと思うよ…」と。
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隣地や公道に飛び出した木の枝をそのまま放置しているような輩は、勿論、論外である。
これは、他人の迷惑なんて、まったく気にしないタイプの人間なので隣人としては最低だ。
注意を要するのは、一見すると庭は美しく整備されていても、公道の敷地との接道部分や排水溝にはお構いなしのタイプ。

他人には、一応迷惑は掛けないが、自分さえ良ければ構わないという人種なので、私はやっぱり敬遠するな…
だから「接道部分や排水溝にまで気配り(感謝)している隣人ならば、安心(信頼)できるよ!」なんてアドバイスすると、妙に感心されるのだ。
そして、「まあでも、隣人が変わってだらしない人が新たに来るリスクは避けられないよね。だから、田舎暮らしであれば、隣家との十分な距離(プライバシー)が確保出来る余裕を持った広さをオススメするよ!」で締め括る事にしている。
そう、これが「田舎暮らしの安全保障」の最後の砦なのである!
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今回新たに購入した土地の接道部分は、正に「放置状態」。
積もった落ち葉の層が、道路の中央に向かって50~60cmも突き出していた。

美しくないね!
一方、これに隣接するお宅は、ご夫婦でいつも庭仕事をなさっており、公道接道部分は落ち葉の堆積、雑草等は皆無の美しい状態だ。
勿論、我が家もそうだけどね!
まずは、公道部分に堆積した落ち葉をブラックシャークで粉砕する作業から開始。

しかしまあ、よくこれだけ積もったものだね。
その後は、社主さまがエンジンブロワで新しく購入した土地の一角に吹き集めていった。


広葉樹の堆積した落ち葉は、良質な腐葉土なのである。
接道部分の長さは約23mあったので、作業時間は約1時間30分。


う~ん、これでスッキリしたね。

私は「だらしない隣人」なんて思われるのは嫌だね。
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作業を終えて、枕木テラスで休憩していたら、1羽の大きなキアゲハがホワイトブッドレアと私の間を行ったり来たり、ヒラヒラと舞い始めた。

まるで「作業ごくろうさま~」って、労ってくれているようだった。
「蝶の舞う庭」の季節が始まったね!
— One Life, Live It !
