It’s a done deal ! そして、新たな「八ヶ岳ライフ」の幕開け…

一昨日は関西地区への講演出張、昨日は朝から晩まで、東京での講演、会食等々の予定がギッシリ。

体調は絶好調!だが、もうすぐ64歳になる私は、さすがにちょっと疲れた。

昨晩は11時過ぎに寝入ってしまって、今朝目覚めたのは6時前。

午前5時よりも遅い時間に目覚めたのは、本当に久し振りだ。

だが、気分は「超爽快」。

昨日を振り返って、「It’s a done deal !」と呟いた。
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昨日、私が今年の3月初旬から交渉を続けてきた「不動産売買契約&決済」が無事に完了したのだ。

要した期間は4ヶ月半。あ~あ、長かったな…

切っ掛けは、上海赴任中の次男が、昨年11月の来日時に、私に八ヶ岳(特に富士見高原界隈)での土地の取得を依頼してきた事だった。

当初は、気紛れ&思い付きの類だろうと受け止めて、何もせずに放置していたのだが、その後、何回か進捗状況を問われ、本気であった事が判明。

しかも、お嫁さんのSちゃんが、とっても乗り気であるとのこと。

既に長男が、八ヶ岳本宅&オフィスから徒歩で7~8分の場所に土地を購入済みであり、さらに次男も近隣に購入となれば、息子達が可愛くて仕方ない社主さまが、大喜びするのは間違いない。

そしてそれが「私の喜び(幸福)」へと繋がる。

そんなわけで、今年の2月になって、私は本格的に次男のための土地探しを開始した。
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富士見高原界隈でも不動産売買は活発化しており、物件情報数は多いのだが、どんどん成約されていく。

売買が活発なので、買う気になれば簡単に土地は取得出来る。

ただ、息子の案件とは言え、私には「絶対に譲れない条件」があった。

「将来の周辺の開発(環境変化)リスク」が低い事である。

要は、他人の行為によって、自分の望んだ住環境が実現出来ない(或いは、実現していたものが壊される)なんてのは、わざわざ田舎に構えるセカンドハウス(第二の拠点)には許せない事だと考えている。

それから、勿論、不動産価格も重要だ。

この2つのフィルターを最重視して、宅地建物取引士資格ホルダーとして物件情報を冷静に評価・分析すると、購入したいと思う物件は、残念ながらネット上には見当たらなかった。
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実は、私には「意中の物件」がひとつだけあった。それは我が家の「隣地」である。

元々はよく整備された2面のテニスコートや大きなゲスト用BBQ小屋のある素敵なスペースだった。

現在、雑木林と化しているオフィスの隣地は、当時は陽当たり抜群のBBQスペース。本当に素敵なスペースだった。
我が夜のお庭のフラットスペースからBBQコーナーを見上げた写真。今回の土地を購入する前に、かつて撮影した(雑木林化前)の大量の写真が本当に参考になった。「記録は宝」なのである。

私が、八ヶ岳本宅を購入した不動産屋さんが所有していた頃は、無料でテニスが楽しめた。

我が家の社主さまや長男、次男がテニスに嵌まったのは、その影響が極めて大きい。

さらには、カリン存命中は、彼女がテニスボール探しを楽しむ最高の遊び場であった。

手前の荒れ地は私が追加購入した土地。現在のお庭のフラットスペースの中心部分である。奥に広がるテニスコートと紅葉した木々の生えるスペースが今回、3回目の追加購入となった土地である。紅葉の時期の美しさは格別だった。
八ヶ岳ライフ開始2年目。隣地のテニスコートでテニスを楽しむ小学生の次男。彼はこの後、入学した中高大一貫校で、ずっとテニス部。今は、銀行員となって上海赴任中。上海でも休日はテニス三昧のようだ。まさか彼がこのテニスコートのあった場所のオーナーになるとは、私も彼も想像だにしなかった…そして、今月、彼は「父」になる予定なのだ。
亡き愛犬カリンは、今回追加購入した土地を遊び回って、ロストしたテニスボールを集めて、噛み潰すのが大好きだった。

だが16年前に、お洒落なカフェを開業するとの事で、茅野在住の方がこの土地を購入。

この土地、富士見町の鉢巻道路沿線で唯一、商業施設の営業が可能なのである。

その後、カフェの開業は見送りとなったようで、テニスコートのフェンスやBBQ小屋は撤去され、徐々に「自然の雑木林」に変わって行ったのである。
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一時は、売却のための物件情報がネットにも掲載されており、コロナ禍の頃は、頻繁に土地見学者が訪れて、我が家に話を聞きに来た人が何人もいた。

だが、結局、成約には至らなかったようだ。

ひとつは、商業施設としての利用が可能なので、当然ながら、土地価格にプレミアムが付くこと。

それから、法律上の接道部分が、かなり急な斜面だということ事(我が社のオフィスのすぐ脇なので、我が家が購入するならば問題はまったく無し)の影響もあったようだ。

また、雑木林化してからの見学者には、元の素敵な広々とした景観が想像できなかったのだと思う。

そして、最大のポイントは、その広さ。なんと約2,900㎡(約880坪)あるのだ。

今回の売買交渉の過程で判明したのだが、土地は2筆に切り分け済みであったものの、土地の所有者さんは「一括売却」が強い意向。

さすがに、個人のセカンドハウス用途として 3,000㎡近い土地は、too much だったのだろう。
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そうこうしている内に、ネットを検索しても、隣地の売却情報はヒットしないようになった。

所有者さんによると、昨年の冬場までは、売却を一旦、見合わせていたのだそうだ。

私が、地元の不動産業者さんに依頼して、もし隣地の売却(意向)情報が伝わったら連絡して欲しいと根回しをしたのは、今年の2月の初旬。

そして、その内の1社から、東京の不動産会社が、仲介案件として土地の売却に動きそうだとの情報が寄せられたのが3月初旬の事だった。

東京 秋葉原のオフィスを尋ねて、売買交渉に着手したのは、忘れもしない「3月12日」であった。
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私は、広過ぎる面積の問題は、次男と私が1区画づつを購入すれば良いと考えた。

だが、我が家は、既に2回、周辺土地を追加購入し、敷地の面積は約2,000㎡(600坪)にまで広がっていた。

社主さまは「これ以上、敷地を広げてどうするのよ!」と、反対するかと思ったら、「あそこは本当に良い土地よ。我が家が買うしかないわ。」と大賛成。

勘の良い彼女がそう言うのなら、間違いないだろうと判断した。

次男は「場所としては最高(テニスを楽しむ切っ掛けとなった思い出の地である)。価格交渉で予算以内に入れば即断して!」と気楽に言った。

念のため次男のお嫁さんのSちゃんに確認すると、即座に「あそこがイイです。」だってさ…

聡明で意志決定の早い、私好みのお嬢さんなのである。

と、こんな感じに、隣地の私と次男による購入計画が本格始動。

私に、売買価格を中心とした条件交渉と成約まで漕ぎ付けるという重いミッションが課されたのであった。
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とは言っても、ネット上の売却希望価格と当方の購入許容価格との間には、なんと5割近い大きな隔たりがあった。

う~ん、これはタフ・ネゴシエーションが避けられないな…

まあ、慣れているし、楽しいから好きだけどね!

今回は、土地所有者さんとの間に仲介役の不動産会社が入るので、その社長さんと担当者となった役員さんに、当方の望む購入価額とその妥当性を丁寧に(そして誠実に)説明し、粘り強く交渉を続けるしかなかった。

勿論、交渉中もネット上で物件情報は掲載されていたので、その価格での購入希望者が現れた段階で、Game over ! である。

一時は交渉がスタックしてしまい、もう隣地購入を諦めた時期もあった。

だが、6月19日を境に、一気に交渉が再び進み始めた。

その日、河口湖から自宅に戻った直後の私は「え~い、もう買っちゃえ!」と叫んだことを覚えている。
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そして、昨日8月1日、遂に Done deal!

26年前、1,000㎡からスタートした我が家の八ヶ岳拠点の領土(所詮は、大家さんである地球からの借地だけどね…)は 3,500㎡にまで拡大したのである。

これは、私が八ヶ岳ライフに大満足している事の証左でもある。

でも、次男分と合わせると隣接土地面積は 4,900㎡か… さすがに、ちょっとやり過ぎたかな。

一体、私(我がファミリー)は、八ヶ岳で何をしようとしているのだろうか?

まっ、イイか…

こうして、2025年8月1日、私と社主さまの新たな「八ヶ岳ライフ」が幕を開けた。

— One Life, Live It !

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