毎朝恒例の金融&地震&宇宙天気のデータチェックを終えて、オフィスのブラインドを上げたら、敷地内が薄らと雪に覆われていた。
また夜の内に雪が降ったんだな。
この冬はこれまでの所は、積雪は3~4回、最も積もった時でも2~3cm程度で、日中には解けてしまっていた。
「積雪量10cmルール」で出動する富士見高原別荘管理事務所の除雪車には、まだお目に掛かっていない。
だが、八ヶ岳の気候は気紛れなので、これから3月初旬までは「最も油断大敵」な時期なのだ。
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昨日は、朝の9時に諏訪のアルピコ自工さんで「ミニパジェくん」の1年点検の予約が入っていた。
4日には「おとちゃん」の6ヵ月点検を終えたばかりではあるが、八ヶ岳ライフにおいて車は「命を預ける大切なパートナー(相棒)」である。
愛車さん達に万全な状況で働いたもらうためには、しっかりとした「お持てなし」が大切だ。
そのために費やす時間とお金は「前向きな投資」と位置付けている。
しかし、この「前向きな投資」という言葉は「魔法の力」を持っているな…
私にとって「それがどうした!?」と並ぶ「無敵(最強)の呪文」だね!
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ミニパジェくんは、1年点検なので、作業終了は午後2~3時頃になるとの事で、アルピコ自工さんが代車を用意してくれてあった。
八ヶ岳オフィスから茅野・諏訪に行くには何ルートもあるが、帰路はその中でも八ヶ岳寄りのルートを選択し、茅野の「尖石縄文考古館」に立ち寄る事にした。
「神供石」と並らぶ、私の八ヶ岳ライフにおける「最強パワーアイテム」である『二大国宝土偶さま』に新年のお参りに行くためである。
これも年明けの恒例行事なのだ。
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まずは、エントランスのレプリカペアにご挨拶し、そのまま二大国宝土偶さまの特別展示室に直行。
「縄文のビーナス」さまの嫋やかで慈愛に満ちたお顔、「仮面の女神」さまのミステリアスで憂いをたたえたお顔にウットリ…
これこそが「縄文の美」の象徴なのだ!
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その後は、他の展示室をじっくりと見学。
エントランスに戻ったら「蛇体装飾のある土器」の展示スペースがある事に気が付いた。
そう言えば、大滝神社のご朱印にも「蛇の紋様」が描かれていたな。
ここでやっと、今年が「巳年」である事に気が付いた。
私は「和暦」が面倒で大嫌いだし、年賀状なんてとっくにサヨナラしていたので「干支」にもすっかり疎くなっていたのだ。
「蛇」は縄文人にとって「不死身(再生)」のシンボルであったらしい。
富士見町の井戸尻考古館のシンボルマークは「蛇」がモチーフで、とてもお洒落。
私はわざわざスタンプを作って、結局「蔵書印」にしたんだよな…(https://triglav-research.com/?p=30876)
「富士見」と「不死身」の語呂合わせなんて、粋だよね!
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「蛇の紋様」が八ヶ岳界隈で出土する縄文土器で多用されているのは「縄文マニア」にとっては常識で、その代表的な土器のいくつかが「尖石縄文考古館」に展示されている。
その中には、私の愛読書、星野之宣先生「宗像教授シリーズ」で紹介された土器もあるのだ。
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そして、八ヶ岳界隈の土偶や装飾土器の特色のひとつが、あの特徴的な「吊り目顔」だ。
「国宝土偶」さま達を筆頭に、どこを見ても「吊り目」「吊り目」…
社長車「おとちゃん(Lexus NX)」の新型モデルを初めて見た時に「あっ、土偶顔の車だ!」と思って、D4からの買い換えを本気で検討したんだよね。
やっぱり、どう見ても「おとちゃん」は、八ヶ岳の吊り目土偶さん達がモデルとしか思えないな。
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と、こんな感じで館内を40分程じっくりと見学した後に、ミュージアムショップの喫茶店でケーキセットを味わった。
勿論、尖石グッズをいくつか購入。
そこでミュージアムショップ担当の職員さんと「井戸尻考古館 新館建設(総事業費10億円・2029年秋新館オープンの予定)」の事が話題となった。
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そうなんだよね。
新しい井戸尻考古館が完成したら「尖石と井戸尻」という我が国が世界に誇れる「縄文文化発信拠点」の2トップ体制が確立されるのだ!
その中間地点に我が八ヶ岳オフィスがあるのは本当に幸せだな…
私が、6年掛けて日本全国の縄文土偶さん達(考古博物館)を巡った「縄文土偶探訪記」を終えたのは、2019年11月23日であった。(https://triglav-research.com/?page_id=20285)
あれからもう5年以上が経過したのである。
「蛇と吊り目」が、私を再び縄文時代に誘っているとしか思えないな。
こりゃもう、『八ヶ岳縄文紀行(寄稿)』を始めるしかないね!
— One Life, Live It !