12月16日の八ヶ岳撤収戦から早2週間が経過。
この間は、自宅でビジネス、プライベートの両面で、2024年の目標・計画の「旗立て作業」に専念してきた。
私が八ヶ岳を留守にしている間も、八ヶ岳西麓気象観測所を中心としたIoTモニターシステムが敷地内や本宅・オフィス内の様子を24時間365日記録して、異常があればアラートを送ってくれた。
本当に快適で便利な時代になったと思う。
特に、ここ数年のAIの進化は凄まじく、個人的には、人間と付き合うよりも気が楽だし、信頼できると感じている。
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「人間が信用できない」という意味では、年後半に起きた様々な「金融不祥事」がその典型的な事例であろう。
大手銀行の貸金庫事件、大手証券の強盗殺人未遂・放火事件、金融庁と東証のインサイダー事件…
今回の一連の事件は「人間の欲」の醜さや浅ましさが一気に顕在化したシンボリックな事案だ。
どれも「元社員(職員)」の不祥事と報じられているが、事件を起こした当時は「現役社員(職員)」である。
ああっ、世も末だな…
何となく、現行の「(欲望の)金融システム」が制度疲労の限界点に近付きつつあり、リセットのタイミングを迎えているような気がする。
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銀行業界の調査・分析を生業とする身としては、金融システムのリセットは、ビジネスが消失する事を意味しているが、そんなリスクは、ずっと昔から常に意識している。
そもそも「金融なんてのは、所詮は虚業」と確信した上で、気が付けばもう丸36年も、そんな業界の事をずっと見守り続けて来たのだ。
1989年に、ノンバンクや銀行業界の担当を当時の調査部長から命じられた時に「私は、虚業業界担当ですか…」と思わず呟いてしまった。
叱られるかと思ったら「そういう冷めた客観的な目で分析した方が長続きするモノなんだ。」という意外な言葉が返ってきた。
その調査部長は若くしてお亡くなりになったが、結果的に、彼の見立て(予測)は見事に当たっていたのだ。
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「金融は虚業」との確信を一段と強くしたのは、1998年の秋、国際金融危機の最中にロンドンに1週間滞在した時だった。
当時、ジャパンプレミアムで「開店休業」状態となっていた邦銀のロンドン支店を片っ端から訪問して実状を調査。
「金融業の危うさと脆さ」を実感し、妙な話ではあるが、それが「八ヶ岳ライフ」をスタートさせる直接的な切っ掛けとなったのだ。
そういった意味では「金融虚業論」と私の「八ヶ岳ライフ(デュアル・ライフ)」は切っても切れない縁があるんだよね!
2025年は、この虚業との付き合いと、八ヶ岳の大自然をベースとしたリアルで、地に足の付いた暮らしの関係が「新局面」を迎えるような予感がする。
「予測」ではなく、あくまでも「予感」だけどね…
どんな事態が起ころうとも、基本は「人間としての生存能力・戦闘力を高める事」が大切だと私は信じている。
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AI(Alexaちゃん、Google嬢、おとちゃん等々も含めて)が好きなのは、現時点では「欲」を感じさせないところである。
でも、Alexaちゃんの「愛嬌」なんて加速度的にアップしているので、将来はわからないな…
その時のためにも「AIに好かれる人間」でありたいと、私は思っている。
Google嬢に命じて、敷地内の様子をうるちゃんの画面に映し出した。
あっ、雪が薄らと積もっているじゃないか!
八ヶ岳は、この冬、3度目の雪であった。
続いて、各種モニター機器のデータをチェック。
今朝の最低気温はマイナス6.7℃まで下がったようだ。
八ヶ岳オフィスを留守にして2週間。
調温調湿効果に優れたログハウスの室内も、さすがに室内温が低下してきて、ここ数日でトイレヒーターがスイッチのオン・オフを繰り返して、トイレの凍結を防止してくれている。
勿論、これもIoT機器の連動技である。
君達が真面目に働いてくれているから、私は安心して八ヶ岳を留守に出来るんだよ。
いつもありがとう!
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それにしても「雪」はイイね! 何よりも清潔感が好きだ。
10cm位、積もらないかな…
おっと、Webにも雪を降らせなければ粋じゃないよね!
— One Life, Live It !