そうか、私は「とんま」だったのか…

我が社(家)は、かなり前から「イザという時」への準備を着々と進めている。

「イザという時」が、大地震、噴火、巨大隕石の落下、それらの結果としての津波、戦争、太陽フレア、氷河期、新たなパンデミック、或いは、地球外生命体の侵略の何になるのかはよくわからない。

だが、可能な範囲で備えをする事は「精神的に安寧な日々」を送る上で、少なからず効果があると考えている。

備えても駄目なときは、Que Sera, Sera…

その時は「運命(天命)」と思って受け入れる。

望みは「美しい散り際」だな…
————

そんな我が社が、まだまだ未整備であったアイテムがいくつかある。

八ヶ岳での井戸(依然、検討中)、新百合ヶ丘自宅での2台の普通の自転車(変速ギア付き&パンクレスでバスケットと荷台付き)、ミニパジェくんのECM予備パーツ、そして、八ヶ岳オフィスでの「エンジン発電機」であった。

この内、エンジン発電機は8月9日に発注した(https://triglav-research.com/?p=51210)。

元々、ホンダ、ヤマハ、工進と候補メーカーを決めてあったので、後は、インバーター機能や有効電力量等の条件を設定し、購入機種はすぐに決まった。

Amazonで注文すれば翌日配送だったのだが、楽天市場で5%強安いお店を発見。

しかも、工進認定のオンラインショップであったので、そちらで注文。

このお店の夏季休暇と重なった結果、オフィスに配送されたのは8月16日であった。

普段であれば、すぐに初期不良がないかを確認するために起動させるのだが、翌17日に社主さまが骨折。

その後は、それなりに慌ただしい日々が続き、未開封状態にあったのだ。
————

そんな中で、台風サンサンちゃんが日本列島に接近。

さらには、今日の午後3時半から5時迄、全国の金融機関を対象としたオンライン講演の予定が組まれていた。

ここで「小鉢男」は考えた。

講演中に万が一停電状態になったら、スマホで「少々お待ち下さい。これからエンジン発電機を動かして電気を復旧させますのでご安心ください。」と、冷静に音声で伝える。

その数分後、「お待たせしました。自力で電力復旧させましたので、このまま講演を続けさせていただきます。」と何事もなかったように講演を再開。

これってなんかお洒落じゃないか~ と、こんなシナリオを数日前に設定。
————

富士見のJA GSでガソリンを専用の携行缶に給油したり、ホームセンターでオイルを購入したりと、着々と準備を進めてきたのである。

ガソリン携行缶って、消防法の適合品じゃないと駄目なんだね。お洒落だけど、結構、値段が高くて(°0°)
ガソリン携行缶に給油する際には、住所、氏名を記入した上で、給油缶の登録もするんだね。厳格さに感心したな!
オイルは4サイクルエンジン用なんだね。エンジン発電機の使用はまったくの初めてなので、色々と勉強になったな…

————
そして今日を迎えた。

さあ、エンジン発電機のデビュー戦である。

さあ16日に届いていたエンジン発電機の「開封の儀」だ。
結局、工進の GV-16SEを購入。イメージしていたエンジン発電機よりも軽くて外観もお洒落だね!

「もういつでも大工稼業を始められるよ!」と業者さんに言われる程、充実した電動工具のコレクションを有する私である。

しかし、恥ずかしながらエンジン発動機は、これまで使った事はなかった。

マニュアルを見ながら必要手順を進めたのだが、呆気に取られる程に簡単だった。

始動までの作業は驚く程に簡単だった。手順に大きな番号が付してあって、とっても使いやすかった。でも、始動後に運転モードに切り替えるのを忘れていたんだ。

エンジンは、一発始動。

取り敢えずDysonのクールファンを接続してみたが、直ちに作動。

な~んだ簡単じゃん。

だが、エンジン音がやや不安定だと感じた。

おっとイケない、始動モードのままだった。

直ちに運転モードに切り替えると、心地良いエンジン音が室内に響いた。

2~3分運転してから、本宅に社主さまを呼びに行った。

勿論、自慢するためだ。

社主さまをオフィスに招き入れ、「これで、講演中に停電になっても大丈夫なんだ。」と誇らしげに言った。

すると社主さまが「でも、このエンジン音じゃ、あなたの話す内容が聞き取れないんじゃないの?」とサラッと言うではないか…

あちゃ~、エンジン音の事をまったく気にしていなかったぞ😱

まったくその通りだ。これじゃあ、オンライン講演には使えないな😂

思わず「僕は、とんまなのかな?」と呟いてしまった。

心優しい家内は、きっと暖かい励ましの言葉を掛けてくれるに違いない。

だが、返ってきた言葉は「そうよ、あなたはとんまよ。昔からそうじゃない!」であった…

ガ~ン 私は「とんま」だったのか 😱😱

私は、あと数週間で63歳。

この年になって初めて知った「衝撃の事実」であった…

— One Life, Live It !