「デジタル・デトックス」3ヶ月間の効能

2014年1月の自爆テロ&バイオハザード以来、「健康そのもの」であった私が、本当に久し振り(12年ぶり)に普通の風邪を引いたのが今年の2月だった。

さらに、5月には「耳石(良性)目眩」になった。

幸い、どちらもごく軽症で仕事には支障はなかったのだが、年2回も体調不良になるなんて、10年ぶりだった。
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耳石目眩の後遺症だったのかもしれないが、パソコンやスマホ画面でゴチャゴチャした文字を見るのが億劫になった。

そこで、思い切った「デジタル断捨離(デトックス)」をしたのが、3ヵ月前(5月27日)の事だった(https://triglav-research.com/?p=50067)。

最初の内は、大嫌いなWeb公告が表示されるHPやブログをお気に入りから片っ端に削除していった。

だが、途中から面倒になって、几帳面にテーマ別に分類していた「お気に入り」をフォルダーごと削除する事にしたのだ。

残したのは、一番長~い趣味である文具(ステーショナリー)系、災害系、自然(野鳥や樹木)系、そして縄文系の4フォルダーのみ。

一方削除したのは、デジガジェ系、車(ほとんどLand Rover)系、それにちょっと迷ったけれど、八ヶ岳系とDIY系も思い切ってごみ箱へ。

その他諸々合わせると、残したフォルダーの3倍近くは削除したように思う。

勿論、ビジネスに必要な情報に関しては「フル温存」したけどね…
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削除してしまったフォルダーのお気に入りには、当然ながら、わざわざ検索しないとアクセス出来ない。

でも、そうしたらデトックスの意味はないので、この3ヵ月は(意識して)皆無と言って良い程にアクセスしなかった。

特に不自由は感じなかったし、情報に対する渇望のようなものも起こらないままの状態が続いた。

結果として、自分がいかに「情報過多」な状況に溺れ、時間を浪費していたかが浮き彫りになったのである。

こうなると「耳石目眩に感謝🙏」としか言いようがない。
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不思議なもので、デジタル・デトックスから、わずか5日後に「美和ダム 土砂バイパストンネル放流」に偶然出会ったのである(https://triglav-research.com/?p=50171)。

デジタル・デトックスの数日後(6月1日)に、髙遠で見た「美和ダム 土砂バイパストンネル放流」の光景は忘れられないね! 函館での「国宝土偶 かっくうちゃん」との偶然の出会い以来の衝撃だったな…

以来、ダムの魔力、厳密には「日本が世界に誇れる水資源(とその活用)の魅力」にすっかり嵌まってしまった。

6月1日からは「ダムの魅力」にすっかり嵌まってしまった。今思えば、デジタル・デトックスは、新しい知見を吸収する上で、必要だったんだろうね!

デトックスしてしまった領域の情報収集に費やしていた時間や労力のちょうど半分位が、「ダムと水資源」にピタッと割り当てられたイメージなのだ。

何となく、耳石目眩が、新たに知見を積み上げるべき領域と「もうこっちは情報ストックは十分だよ!」系の領域の仕訳作業と入れ替え戦を促してくれたように思うのだ。
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でも、ダムと水資源が使っているのは、デトックスで開放された情報活動領域の半分程。

残った部分は、ブランク(フリー)のままで、その代わりに、何事も「ちょっとノンビリモード」になったかなと思えるのだ。

もっとも、一般的な基準と比較すれば、まだまだ「慌ただしい日々」なのだろうが、個人的にはギアを1速シフトダウンした感覚だね!

そのせいか、7月頃からは、今まで無縁だった「ランチを楽しむ」って気持ちが、少し芽生えてきたような気がする。

まだまだ、単独滞在の際には「オフィスのデスク・ランチ」がほとんどではあるのだが…
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そんなわけで、今日も社主さまとランチ。

手首を骨折している彼女の家事負担軽減という意味もあるのだけど、ちょうど富士見の綿半で購入したいものがあったのだ。

近くのお店を私がチョイスする事になった。

「グリルぞうさん」、それとも「すずの音カフェ」にしようかな?

そっか「ワイズキッチン(Y’s kitchen)」が近いよね。あそこは、LINE予約も出来たっけ。

と言うわけで、今日の11時半から予約してランチを楽しんだ。

Y’s kitchenさんがオープンしたのは、確か3年程前じゃなかったかな?私は単独で訪れた事があるのだけど、営業日が月~水(≑観光客目当てのお店ではないので好感が持てる)で、私は週前半にオンライン講演をギッシリ組む事が多かったので、なかなか訪れる機会がなかったんだよね。おそらく1年ぶり位じゃないかな…
ランチメニューはAとBの2種類設定。

社主さまにとっては、初めてのお店だったし、最近は「御膳」とか「プレート」系がお気に入りのようなので、ちょうど良かった。

私にとっても、ほぼ1年ぶりだったと思うな。

しかしまあ、社主さまは、いつ見ても本当に美味しそうに(幸せそうに)食事をするな…

こちらが今日のAランチ。ナスの挽肉挟み揚げ。
そして、こちらがBランチ。鮭のムニエル。食後には、夫婦共にアイス珈琲(120円)をオーダーしたよ。
Y’s kitchenさんの窓から見た光景。国道20号を挟んで南アルプス側から見る空の雰囲気は、オフィス周辺とはちょっと違うね。どう違うかはよくわからないのだが、明らかに違う(変だね)。やはり、糸静構造線の西側か東側かの差って、大きいのかな?

言葉に出さなくとも、彼女が満足している事が伝わってきた。

これには、いつもながらに感心する。
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ふと、そもそも美和ダムのバイパストンネル放流に出会えたのも、彼女のおかげであった事を思い出した。

私がミニパジェくんを運転中に、彼女が巨大噴水のような光景に気が付いたのだ。

そして、ランチ後に「どうしても、あなたに見せたいから…」と言って、わざわざ自宅への帰路とは反対方向に戻ったんだよね。

その結果、ダムに嵌まってしまったのが、私の方だったのだ。

「捨てる事」「切る事」も大切だけど、我が社(家)の社主さま(家内)が自然に発するメッセージをどう受け止めて、どう行動するかが、どうやら私にとってはとっても重要なようだ。

まあ、私にとっての「生ける羅針盤」だね。 大切にしなくっちゃ!

— One Life, Live It !