河津桜を巡る旅を終えて自宅に戻ったら、私宛の郵便物が何通か届いていた。
2015年に我が社の業務を「完全ペーパーレス」に移行させた際に、ビジネス、プライベート両面で余計な郵便物が届かなくて済むような手続きをした。
それにビジネス関連の重要な書類は、当然であるが、すべて八ヶ岳オフィスに届く。
自宅に届く私宛の郵便物なんてのは、そのほとんどが不動産や金融・保険関連の営業に係るものなので、封も開かずにシュレッダー行きとなる運命だ。
だが、今回の郵便物は、宅地建物取引士証の更新通知にFP資格更新のための継続教育制度ポイント通知等々、珍しく重要な内容ばかりで、即シュレッダー送りはできないモノであった。
富士見町が本社の我が社と異なり、私個人の住民票は自宅のままである(将来的にも)。
そのため個人の資格関連の通知は自宅に届くのだ。
チっ、郵便物ではなく電子メールの案内だけで十分なのにな…
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その中に「尖石縄文考古館」からの封書が1通混ざっていた。
あれっ、尖石からなんて珍しいな…
と言うよりも、間違いなく初めてだった。
また、新たな「国宝級土偶」さんでも出土したのかな?
ちょっとワクワクしながら封を開いた。
中から出てきたのは「茅野市尖石縄文検定中級の開催について」の案内状であった。
こりゃ~、朗報だぞ!!
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私が、縄文検定の初級を受験したのは2022年10月。
その際には「合格する自信があるので上級から受験させて下さい。」と無理を言って、考古館の方に呆れられたな…
結局、初級⇒中級⇒上級と、規定通りに真面目に受験することに納得。
おそらく「合格率100%」と思われる初級に合格し、さあ次は「中級」と楽しみにしていたのである。
中級受験用の関連書籍を揃える(元々、すべて保有していた)などして準備は万端。
だが、いつになっても2023年の「縄文検定」試験開催日は、尖石縄文考古館のHP上に公開されなかった。
昨年の年末に久し振りにアクセスしてみたら、2022年8月26日の2022年10月試験開催通知を最後に更新情報はなし。
ああっ、受験者が少ないので、今後は試験は開催されないんだな…と判断。
正直、もう忘れていたのだ。
「趣味系の資格試験」では、日本野鳥の会の「バードウォッチング検定」でかつて似たような経験があった。
「趣味の世界」は、所詮は『伊達と酔狂』が原動力。
色々な意味で「ユルさ」を許容するのが大切なのである。
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試験日は3月23日(土曜日)。ちょうど八ヶ岳滞在予定期間であった。
うん、これは『尖石からの挑戦状(大袈裟かな?)』として受け止めて、合格するしかないね!
6年の長きに亘った「縄文土偶探訪記」を終えてから早4年3ヵ月が経過(https://triglav-research.com/?page_id=20285)。
「三十三番土偶札所巡り」の結願からも3年8ヵ月か…(https://triglav-research.com/?page_id=28440)
全国各地の考古博物館を(講演のついでに)土偶さんと出会いを求めて飛び回るほどの情熱は、もう湧いてこない。
そもそも講演スタイルを対面からオンラインにシフトさせたので、現在となっては夢のような「粋な時間の使い方」である。
そんな私にでも、土偶さんは、時々夢に現れて会いに来てくれる。
「井戸尻と尖石の魅力」だけは、WiL稿房で折に触れて伝えて行こうと思うのだ!