八ヶ岳 最強の嫁「初の敗北」 それでも彼女は前に進む!

昨晩の午後10時前にD4で新百合ヶ丘自宅を発った。

途中、よみうりランド駅近くのENEOSのGSでいつものように給油。

八ヶ岳出社時の給油は、いつも小田急よみうりランド駅近くのGSで行うのが私の仕来り。

53.67ℓ で 8,480円ね! あれっ? 随分安いぞ…

給油価格リッター158円と表示されたのを見て大慌て。D4にレギュラーガソリン間違えて給油しちゃったの??

単価を確認するとリッター 158円。瞬間、大慌て。

ENEOSアプリの設定がミニパジェ用のままになっていて、D4にレギュラーガソリン給油しちまったぞ (>_<)

だが、改めてアプリやレシートを確認すると、しっかりとハイオクで給油していた。

確かに黄色の給油ノズルを握っていたものな…

私が気が付かぬうちに、ガソリン価格がかなり低下していた事に漸く気が付いた。

GSでの給油でこんなに慌てたの初めてじゃないかな?

何となく「波乱」の予兆を感じさせる出社となった。

オフィスに着いたのは零時を少し回っていた。D4から荷物だけ降ろしてそのまま就寝。
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今朝目覚めたのは午前6時過ぎ。ちょっと寝坊してしまったな…

窓の外には素晴らしい八ヶ岳ブルーの空が広がっていた。

すぐに、枕木テラスに出て「異形のソメイヨシノ」の様子を確認に行った。

なんだ、まだ十分に美しいじゃないか!

花の量はライブカメラ越しに見ていたよりも、かなり多い感じだ。

異形のソメイヨシノは5分散り程度かなと予想していたのだが、花はまだまだたっぷり咲いていた。3分散りって感じだな。

5分散り位を予想していたのだが、まだ、3分散りに近いかな?

早速、今日はメインウッドデッキに置いたガーデンベッドに腰掛けて、異形のソメイヨシノの花びらが風に舞い散る風情を眺めながら、朝珈琲を楽しんだ。

桜色の信楽焼の八ヶ岳デビュー戦となった。
やっぱりオンラインお花見よりも、実際に異形のソメイヨシノを見ながらのお花見の方が粋だな…

勿論、桜色の信楽焼の珈琲カップでね。

我ながら粋だな…

ガーデンベッドの脇には、今回の自宅滞在中、オンラインお花見を楽しませてくれたMVPである「移動型ライブカメラ」が佇んでいた。

そうだね、君に名前を付けてあげなくちゃ。

ガーデンベッドの脇では、今回の自宅滞在中のMVP 移動型ライブカメラがまるで誇らしげに胸を張っているようだった。君の名前は「ラプター」に決定だ!

自由自在に移動できて、バッテリーの保ちも良好、かつ、あまり目立たない形状とサイズ。

こんな特性をもつ戦闘機の名前がイイな。

ふと思い付いたのが、ステルス性能が高く、STOLも可能で、アフターバーナー無しで超音速巡航飛行できる「F-22」であった。

ええっと、F-22の愛称ってなんだっけ? そうだ「ラプター」だ。

こうして移動型ライブカメラの名前も決まった。

ラプターを配備するオフィスエントランス周辺域の状況もチェックしよう。

おっと、ホスタさん達の新芽が続々と地中から顔を出し始めているじゃないか!

オフィスエントランス周辺のホスタさん達の種類は約30種。私が溺愛している植物だ。前回滞在時にはまだ芽は出ていなかったが、不在にしていた10日の間に一斉に芽吹きが始まっていた。
ホスタさんの新芽は実に美味しそうだ。これから10日程が最も鹿の食害を気にせねばならない時期となる。

ラプターの実戦配備の準備も開始しよう。
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一通り敷地内を散策したが、特に異常はなかった。

そう言えば、前回滞在中に社主さまが仕掛けたスズメバチの女王蜂殲滅器「ピンク・ネペンテス」の成果はどうかな?

まずは野鳥給餌台「プルミエール」の支柱に取り付けた1号罠の状況を確認。

ここで異常事態発生。

ピンク・ネペンテスの蜂を捕らえるための開口部が大きく割れて(割かれて)破損していたのだ。

エッ(°0°) スズメバチ女王蜂殲滅器ピンク・ネペンテス1号罠が破壊されているぞ。蜂の捕獲口から何者かが侵入しようとしたのかな?

ペットボトルが、風程度でこんな壊れ方をするわけないよな…

どう見ても、小動物か何かが誘因液に誘われて中に入り込もうとした結果としか思えない壊れ方だった。

もしかして2号罠も?? 悪い予感は的中。

2号罠はさらに無残に破壊されていたのである。

ピンク・ネペンテス2号罠に対する破壊行為は1号罠を上回っていた。

社主さまは、昨年、こんな罠を累計で6~7個設置したはずであったが、この種の破壊行為を受けたのは初めてだった。

すぐに社主さまを呼んだ。

「どいつがこんな非道い事をしたのよ? カラス、それとも別の動物なの。」と彼女は森林インストラクターの私に問うた。

そんなの私にもわからない。

仕方ないので「少なくともドイツ軍じゃないと思うけど。」と一応、返したのだが完全に無視された(最低のオヤジギャクだったな…)。

やばいぞ、我が家の「最強の嫁」が怒っているぞ…

我が社(家)の社主さま(家内)は、自称「樹木の女神」。

八ヶ岳の自然環境への適応力は驚異的に優れており、さらに、今ではエンジンチェンソー以外の山暮らし用機器は自由自在に使いこなす。

電動チェンソーやエンジン草刈機など、ほとんどの機器は、彼女専用がある程だ。

ちなみに、エンジンチェンソーだけは危険なので、私が使わせないようにしている。

これまでの八ヶ岳ライフで発生した自然現象や野生生物等による様々なトラブルも、ことごとく克服(と言うよりも豪腕で制圧)。

私から見ると「最強の嫁」であると同時に「八ヶ岳ライフの女王」であった。

今回のピンク・ネペンテスの破壊行為は「最強の嫁の初めての敗北」だな…(決して私は口には出せないけれど)

ところが彼女は、めげる事をまったく知らない。それでも常に前に進むのだ。

「次はペットボトルの形や大きさを工夫して、蜂が入る入り口も強くしようかしら。」なんて、既にピンク・ネペンテスの強化作戦を練っていた。

さらに、「S(長男)とAちゃん(長男のお嫁さん)が来る前に、Sの土地の草刈りと雑木伐採してくるね!」と言って、朝から草刈機と電動チェンソーを抱えて作業に出掛けて行ったのである。

う~ん、我が嫁ながら、見事な位に前向きで、惚れ惚れする程にタフだな…

かつて息子達は「ママはモビルスーツみたいだ。」と言っていた。

私には「攻殻機動隊の草薙素子少佐」と被るのだが…

まあ、何にせよ「八ヶ岳ライフ」を楽しむ上で「最強の嫁」程、頼りになるものは他にないな!