今日も午前と午後に1件ずつ八ヶ岳オフィスでオンライン講演の予定が入っていた。
午後4時前には社主さまが出社なさるので、それまでに今日の業務をすべて終えてしまう計画を立てた。
午前の講演がやや長引いて、終了したのが12時20分頃だったかな。
ああっ、お腹が空いたな…
なぜか、「国界のカツカレー」が無性に食べたくなった。
だが、午後2時からは次の講演の予定が入っていた。
今日中に郵便局にも行かねばならなかったので、カツカレーは諦めるしかないな。
ふと、ナイスなアイデアが閃いた。
国界のカツカレーをテイクアウト・オーダーして、受け取りに行く途中にある信濃境郵便局で所用を済ませれば良いのである。
すぐに国界に電話をして午後1時受け取りで注文。12時25分にオフィスを発った。
路面が凍結した八ヶ岳の道をミニパジェくんで快走。
信濃境郵便局に立ち寄って、国界に着いたのが1時ちょっと前だった。
うん、我ながら見事に計画通りだな。
国界は相変わらずの人気である。駐車場はミニパジェで満車となった。
1時ピッタリに注文してあったカツカレーを受け取った。
これなら、1時半前にはオフィスに戻れるな!
帰路、井戸尻考古館の前まで走行したところで、蓮池畑前の駐車場にキッチンカーらしき車が営業している事に気が付いた。
焼き芋屋さんかな?
近付いてみると移動店舗の「珈琲屋」さんである事がわかった。
へ~、初めて見るな。
今朝は「朝の珈琲」を早めに味わっていたので、ちょっと試しに寄ってみる事にした。
幟を見るとお店の名前は「野立庵」。お洒落なネーミングである。
珈琲は3種類でどれも1杯500円。リストの一番上に「森のコーヒー」とあった。
銀座の「カフェーパウリスタ」の同じ名前の珈琲を思い出して、これを注文。
ご主人(マスター)は、丁寧に豆から挽き始めた。
素晴らしいロケーションと天気なのだが、兎に角、寒かった。
ドリップ中にマスターにパウリスタとの関係を問うてみた。
無関係だが、ネーミングの際に参考にしたとの事。
口調から、以前は東京で仕事をしていた方だろうと推察。
定年退職後に八ヶ岳で大好きな珈琲に関わる仕事を始めたのかな?
この素晴らしいロケーションを選んだ事からも趣味の良い人だなと思った。
珈琲を受け取ってミニパジェで口に運んだ。
うん、これは美味しい珈琲だ!
苦みが抑えめでクリアな(スッキリとした)飲みやすい珈琲だった。
駐車場から出ようとミニパジェをバックさせた際に、キッチンカーの外に出てきたマスターの姿が見えた。
あれっ? 私、この人にどこかで会った事があるぞ!
だが、講演開始時間が迫っていたので、そのままオフィスに向かった。
ミニパジェを運転しながら考えた。
もしかすると、あのマスターはどこかの銀行の役員さんだったかな?
確かに面識があるはずなのだが、どうしても思い出せなかった。
まあ、イイや… 木曜と金曜は井戸尻で営業と言ってたので、次の機会に確認しよう。
オフィスに着いたのは1時半を少し回っていた。
早速、デスクの上で国界のカツカレーを頬張った。
ボリューム感はお店で出されるモノとまったく同じだった。
このカレー懐かしい味で好きなんだよな!
やっぱり単独ランチは「仕事部屋」で味わうのが一番美味しい。
サラリーマン時代の長年の習性が身体に染みこんでいるのである。
それにしても、今日の「閃きのテイクアウト」は両方、大当たりだったぞ!
by『八ヶ岳稿房主』