昨日の午後5時過ぎに東京での講演を終えて、今回の自宅滞在中にやるべき事はすべて終えた。
講演と会食の隙間時間には、私にとって東京における「最強の聖地」である「将門さまの首塚」もしっかりと訪れて、決算分析作業が順調に進捗するようにお参りしてきた。
私にとって年2回の「決算分析山籠もり」は、それ程に重要で特別なイベントなのである。
東京からの帰路は、先日の小田急線快速急行の満員電車状態に懲りたので、東京メトロホームウェイの隣が空いている最後列シートを予約。
通勤電車の中でコロナ感染なんてしたら決算分析の計画に滞りが生じるので万全を期した。
やっぱりロマンスカーでの通勤は30分程度の時間とは言え快適だな。
もう少し便数が増えると良いのだが…
新百合ヶ丘の駅に着いてから、まだ積み残しのタスクがひとつだけ残っていた事を思い出した。
そうだ、朝 撮影した証明写真の受け取りがまだだったな。
自宅への帰路の途中にあるフォトスタジオで受け取リを済ませて自宅に戻った。
昨晩の午後の9時過ぎになって初めて写真を確認。
すると中には、額のやたら広い見知らぬオッサン(爺さんかな?)の写真が入っていた。
オイオイ、フォトスタジオのミスかよ…
改めて写真をよく見ると、なぜかその日に私が着ていたスーツ、Yシャツやネクタイと柄が同じだった。
エッ、これが私か (°0°)
最近、「お若いですね!」「年を取りませんね。全然変わってないですよ。」みたいな事をやたら言われて、ちょっとイイ気になっていたかな?
きっと「お若いですね」の後には「年齢は知らないけれど」、「全然変わってないですよ」には「昨日と比べると」という言葉が隠されていたんだろう。
でも、許せないのは長いお付き合いの床屋さんの言葉だ。
先週の水曜日に行った時も「相変わらずお年の割には毛量が豊富で変わっていませんよ。」と言われたばかり。
彼は、私の年齢は間違いなく知っている。
そうか、あの言葉にも「前回と比べると」という意味が込められていたのだろう。
「あなたには皆が忖度するんだから、私以外の人が言う言葉を鵜呑みにしちゃ駄目よ!」と社主さまがよく言うが、本当にそうなのかな?
だが、洗面の際やバスルームの鏡に映る私のイメージと証明写真があまりにも異なる。
脳内でバーチャル・イメージを勝手に作り上げて、それを私が見ているように感じるのだろうか…
ちょっと心配になって、自身が映った過去の写真を遡って確認する事にした。
衝撃を受けた。
額、見事に広がってるやないかい!
やっぱり年齢を重ねるにつれて「額の面積」は確実に広くなっていたし、顔の張りがなくなって「老け顔」になってきていた。
じゃあ、自分の脳が作り上げているイメージっていつ頃なんだろうか?
写真を整理しているフォルダをどんどん遡っていくと、八ヶ岳メインウッドデッキのロッキングチェアに座っている1枚の写真を見つけた。
あっ、正にこれが「私が認識している私のイメージ」だ。
何年のフォルダだ?
えっ、2002年。20年前かよ (°0°)
どうやら、私の脳内イメージでは、41歳で加齢はその歩みを止めていたらしい。
これって、結構衝撃だな…
落胆しつつも、ついでだから当時の八ヶ岳の様子を撮影した写真を眺めた。
うわ~、カントリーキッチンが白いぞ! そんな時代があったっけ?
オイオイ、クリスマス前にメインウッドデッキで「かまくら」を作っているぞ!
20年前って、そんなに積雪量が多かったかな?
11月下旬の写真では、ホースから滴った水が氷柱を作っていた。
当時は11月でも、これ程に寒かったのだな。
それに、この「ハタヤ」のホースリールとホースは、現在も使用中だぞ。
「寒冷地でも耐久性抜群」という事で、ちょっとお値段高めのシンプルな構造の物を選んだのだが、本当に頑丈であった事を再認識。
メインウッドデッキで現在も活躍中の「作業台」と「ロッキングチェア」も、もう20年以上使っているのか。
2~3年に1回、キシラデコールを塗るだけなんだが、木材って本当にタフなんだな。
と、色々な意味で「20年という歳月の重さ」を実感した。
今日1日は、自宅で決算分析作開始のための事前準備作業を行う予定。
さあ、明日の朝からは八ヶ岳で「戦闘モード」だ!
by『八ヶ岳稿房主』