八ヶ岳「冬靴」に感じる喪失感 —所詮、Que Sera, Sera…

今日は八ヶ岳オフィスで終日、デスクワークの1日。

朝の天気予報で上田地域に「大雪警報」なんて報じられたので、ちょっとビックリ。

Twitterの「長野県防災」アカウントは「八ヶ岳ライフ」の頼もしい情報ソースのひとつである!

「八ヶ岳 富士見高原も今年2回目の積雪か?」と身構えたのだが、午前中、ちょっと雪がパラついた程度だった。

オフィスのウッドデッキに設置した外気温計の記録も、未明の1.3℃が最低気温で、結局、氷点下にはならなかった。

もっとも、午後1時過ぎの5.2℃が最高気温だったので、日中は「肌寒い雨の日」であった。

今日の最低気温は未明の1.3℃で氷点下になる事はなかった。でも最高気温も5.2℃。雨の肌寒い日だった。

だが、午後4時過ぎになると西の空が明るくなりはじめた。これなら明日から天気は回復に向かいそうだな…

午後4時頃になると西の空に薄日が射してきた。ああっ、明日は天気が回復するな…

でも、気温は間違いなく今日よりも下がるだろう。

さて、落ち葉のブロア作業も終わった事だし、八ヶ岳で普段履く「靴」を冬の顔ぶれに換える事にしよう。

オフィスの地下室からシューズケースを運び出して来て、秋靴はシューズボックスへ収納。

八ヶ岳での冬靴は、L.L.BeanのチェルシーブーツEddie Bauer の チャッカブーツ、それに M’c WALKERの作業用長靴 の3点セットが「慣れ親しんだお気に入り」である。

我が八ヶ岳ライフの「冬靴コンビ」であった「L.L.Beanのチェルシーブーツ(左)と「Eddie Bauer の チャッカブーツ(右)」。チャッカブーツの方は、Eddie Bauerの撤退公表の前の特別セールで購入しておいて、本当に良かった…

それぞれ、2代目、3代目、3代目と同じ(または似たような)タイプを購入してきた。

だが、M’c WALKERの長靴は、一昨年から同じタイプを購入しようと思っても在庫がなくなった。

M’c WALKERの作業用長靴は、BE-PALのお奨めであったので、このモデルを愛用し続けて来たのだ(3代目)。だが、もう在庫が見つからない。残念だな…

そして、Eddie Bauerも日本撤退。写真のチャッカブーツ(3代目)は、撤退発表前の大幅な割引セールで、今年の秋に定価の3分の1程度で購入した物である。

この「お気に入りさん達の組み合わせ」で冬を過ごせるのは、あと何シーズンだろうか…

鹿の湯が、今週の月曜日から今日まで「臨時休業」なので、今回の八ヶ岳滞在中は、これまでのところ本宅バスルームでの入浴となっている。

着替えの際に、今日着ていたジャケットやズボンを椅子に掛けた(と言うか、放った)。

ジャケットとズボンの裏地は、この時期はもう「フリース付き」となっている。

今年還暦を迎えた我が身には、このフリースの暖かさと肌触りが優しいのである。

ん? よく見たら、どれも Eddie Bauerだな…

着替えた衣類を椅子に部造作に掛けたら、どれも Eddie Bauer のタグが付いていた。自分で思っていた以上に「八ヶ岳の普段着」は Eddie Bauerが主流だったんだな…

八ヶ岳の普段着は、ポケットが沢山付いていて(私にはこれが重要)タフで無造作に着ることが出来るこのブランドが「主流」だったのである。

改めてEddie Bauer「日本撤退の喪失感」のようなモノがこみ上げてきた。

これから我が国は、世界で最も早いペースで過酷な「少子高齢化」と「生産年齢人口の減少」が進む。

「急速に縮む国」の住人である以上、これからも繰り返し同じような喪失感を味わう事になるだろう。

ここで、ふと考えた。息子を3人も育てたのに、国や地方自治体から「恩恵の類」は何も受けていない。

今更、文句を言っても仕方ないか…

ジタバタしても、生産年齢人口の急減は、もう避けられないのだ。

所詮は、Que Sera, Sera…

午後6時前、オフィスから本宅に向かう途中、空を見上げると、昨晩はまったく見えなかった月が、財産区林の樹間に浮かんでいた。

財産区林の樹間に「三日月」が垣間見えた。「右肩越しに振り返ってみると幸運が訪れる」という言い伝えが頭に浮かんだ。

月齢は「3」か「4」だろう。所謂「三日月」である。

確か「自分の右肩越しに、振り返るようにして三日月を見上げると幸運に恵まれる」のだったよな。

あれっ、右ってどっちだっけ? そうか、お箸を持つ方の手だ。

ん?? お箸は、どっちの手で持っていたんだっけ?

「高齢化」は情け容赦なく進む…