今日の八ヶ岳 富士見高原標高1,300mの我がオフィスは、台風の影響で朝方、かなり強い雨が降った。
風も強くなることも危惧したのだが、こちらはむしろ心地良い程度。
何となく、早、秋が近付きつつあるような雰囲気だ。
東京オリンピック閉会式にタイミングを合わせるかのように日本列島に接近・上陸した台風8号と9号。
まるで、オリンピック後に我が国に待ち構えるであろう「過酷な現実」を警告するために襲来したように思えるのは、私だけではあるまい。
世の中、デルタ株だ、ラムダ株だと騒いでいるが、私には、オリンピック後の経済や財政状態の方がはるかに気になる。
まあ、こっちの方は『八ヶ岳稿房』のネタではないから、この程度でやめておこう。
——–
昨日の午前中は「敷地内で楽しむ八ヶ岳ライフ」の方針を破って「八ヶ岳半日ドライブ」を楽しんでしまったので、今日は、終日、オフィスと本宅でノンビリ過ごすことにした。
昼食後に雨が止んだので庭を散策した。
敷地内の木々にとっては「恵み」の雨だったのだろう。
梢が風に揺らめく様は、まるで歓喜のダンスであるかのように思えた。
ブッドレアはパープルに続いてホワイトの開花が始まった。
今週の後半頃には、パープルとホワイトが共に咲き乱れ「蝶々の乱舞」が見られる事だろう。
メインウッドデッキから隣接する財産区林を見下ろした。
そう言えば、昨晩からの雨で「涸れ沢(フウキ沢)」の状況はどうなったかな?
ガーデンブーツに履き替えて財産区林に下りて行った。
予想に反してフウキ沢に水の流れはまったく無かった。
3筋の小川が出来た今年5月の状況(https://triglav-research.com/?p=32746)が、今となっては不思議である。
我が宿敵「タケニグサ」に対しては、昨年から「殲滅戦」ではなく「分断戦」に対応策を変更。
メインウッドデッキの真下に見えるエリアだけ、徹底的に根から刈り込むようにした。
この戦術が奏功し、従来程には目障りではなくなりつつある。
2m程に育つと不思議と倒木や落下した枝の直撃等を受けて生長にリセットが掛かってきた「不運な桐の木」は、今年は順調に育って、再び樹高が2mを越えている。
財産区林内では「希少な木」なので、どうか今度こそ順調に大きくなって欲しいな…
雨のため、財産区林内のフィトンチッドは、いつもよりさらに濃密だった。
5分程佇んで周囲を見回しただけだったが、心身共にリフレッシュ完了!
やはり雨の後の森には「特別な力」が宿っていることを実感した。
——-
庭と財産区林の散策を終えてオフィスに戻った。
こういう日はS.E.N.S.(Sound. Earth. Nature. Spirit)の曲をBGMに読書ってのがお洒落だな。さあ、何を読もうか?
デスク脇の書棚の前に立ったら、土偶さん達のレプリカとOLYMPUSのミラーレス一眼トリオが「たまには私達の事も気にしてよ!」と言っているような気がした。
否、気のせいではなく、間違いなくそんな声が聞こえたぞ!
土偶さんは、昨年6月24日の「三十三番土偶札所巡り 結願」以降は、とんとご無沙汰だ。
尖石や井戸尻に気が向いた時にふらっと立ち寄る程度である。
昨年10月にNoteくん(Galaxy Note 20 Ultra)に機種変更して以来、そのあまりにも優秀なカメラ性能のために、ミラーレス一眼トリオの出番はなくなっていた。
デザインがお洒落なために「書棚の飾り」として貢献はしてくれているが…
うん、わかったよ。最近、構ってあげられなくてごめんね!
土偶さんレプリカ達はエアダスターで埃をしっかり払ってあげた。
ミラーレス一眼トリオは、いつでもすぐに使えるようにバッテリーを充電し、交換レンズの手入れをした。
作業が一段落したと思ったら、今度は今は亡き愛犬カリンの写真(遺影)から「冷たいお水が飲みたいわ。それに、今のお供えのビスケットにも飽きちゃった。」という声が聞こえてきた。
ああっ、カリン、ごめんね。今日は朝のお線香もまだだったね…
お水は、富士山の美味しい水でイイかい?
ビスケットは買い物に行った時に新しいのを買ってくるからちょっと待ってね…
——————-
こんな具合に「雨が降った後の森」には「不思議な力」も備わっている。
「八百万の神」か…
この日本特有の「信仰」は、きっと「森林」と深い繋がりがあるに違いない!