下界がどんなに「灼熱地獄」であろうとも、富士見高原 標高1,300mの地は、真夏でも早朝はかなり涼しい。
就寝前に、日中は開放していた窓を閉めたり、開けたままにする場合も開放角度を控え目にしないと、大袈裟ではなく「夏風邪」をひくような事態になる。
昨日は、今年最高とも言えそうな暑さだったので、私はつい油断してオフィスのロフトの窓を全面開放して眠りに就いてしまった。
午前6時過ぎに、肌寒さで目が覚めた。
いつもの起床時間よりもちょっと遅い。ロフトの窓から冷たい空気が流れ込んでいる。
寝ぼけ眼で、Noteくんを開いてオフィスウッドデッキに設置した温湿度計モニターをチェック。
午前6時10分で15.8℃だった… 涼しいはずである。
窓を開け放って4時間以上も16℃前後の外気温に晒されていた事になる。思わずクシャミが出た…
快適な「八ヶ岳ライフ」も、ちょっと油断するとこんなこんな事になるのだ。
自然に対しては、人間に常に「適度な緊張感」を持って接しなければならない事を「森に守られた生活」は教えてくれる。
そんな事を考えながら朝の庭を散策。
木々や花々を眺めるだけで幸せな気分になる。
ああっ、カラスのペアが遊びに来る朝の時間だな。
おっと、今日は朝から「鹿の親子」もお出ましだ…
「森林」の効用は、身体だけでなく心にも及ぶ事を実感した朝だった。
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昨日、我が社の社主さまが第2回目のコロナワクチン接種を終えた。ワクチンはファイザー。
本来、川崎市の接種枠では、第1回目が8月下旬頃になりそうだったのだが、自宅から数分の場所にある内科の先生が、わざわざキャンセル枠が出たからと言って電話を下さった。
そのため、第1回目接種を7月第3週に終え、モデルナ接種で間に4週間を要した私から遅れる事、わずか約1週間で第2回目も終えたのである。
所謂「かかりつけ医枠」と言うそうなのだが、社主さまは、年齢、職業共に優先されるような条件ではないので、随分とサービスが良いものだと感心した(ある意味、忖度だよな…)。
今回は、この2回目の接種のために、社主さまは私に数日遅れての出社となったのである。
これで我が社独自の「非常事態宣言」解除の条件はすべて整った。解除日は「8月11日」に正式決定。
それまでは、従来以上に「他人に接しない生活」を貫こうと決めた。
当然ではあるが、社主さまの「副反応」が気になった。
第1回目は、私と同様「ほぼ皆無」。
本人曰く「私はあなたよりは腕が痛いから、ちょっと重い副反応が出ているみたいね。」との事だった。
何を根拠に「私より痛い」と判断できたかはサッパリわからない。
だが、接種の翌日午後にはテニスに出掛けていたので「副反応が重い」という表現は、どう考えても相応しくない。
2回目に関しては、社主さまの知人が軒並み「発熱」「頭痛」「倦怠感」「ワクチンアーム」に苦しんでいたので、本人もかなりの覚悟をしていたようだ。
昨晩10時過ぎにFaceTimeで話した時には「腕が1回目よりは少し痛いかしら。それ以外には特に何も無いわ… でも、お友達達は接種した夜から翌朝にかけて症状が出たと言うから、私もきっとそうね!」と言う。
今朝8時前に再びFaceTime。少しはやつれた顔をしているかと予想したのだが、元気そのもの。
「不思議なのよね。平熱だし、何の症状も無いの。でも午前中は油断しないから。」と言った。
んっ? 何で「午前中」なんだ?
正午前に再び FaceTime。
すると「私はあなたと同じで、副反応まったく出ないようだから、午後からテニスに行く事にするね! でも、腕の痛みはあなたよりは重いので、副反応はちゃんとあったみたい。」とケロッと言うではないか…
私が副反応が無かった事に対して「ワクチンが水だった」とか「副反応にもコロナにも嫌われている」と言った「暴言」はすべて忘れているらしい(https://triglav-research.com/?p=33924)。
それにどうして「腕が私よりも痛い」と決めつける事が出来るのかが、やはり不思議でならない。
さらに加えれば、こんな灼熱の日の午後にテニスをしようとする人間は、私には「異常者」としか思えない。
だが、そんな疑問や不満を私は決して口にはしないで、グッと飲み込む。
零細企業経営者とはそのようなものなのである…
そして、こんな「理不尽」に慣れる事によって、私の「心」は強くなって行く!
この社主さま、長年の付き合い(38年間)でわかってきたのだが、理不尽に耐えてさえいれば、上手く言えないが、何となく物事が良い方に進む「運」のようなものをしっかりと私にもたらしてくれる。
特に、独特の「危機察知(回避)能力」のようなものを備えているは間違いない。
尖石の国宝土偶「縄文のビーナスさま」も、きっとこんな感じで縄文人に崇められていたんじゃないかな。
まあ、我が家の社主さまは、八ヶ岳に来れば、ログハウスの屋根貼り、木の伐採、草刈り・芝刈りからアウトドア料理まで、何でもこなすので「働くビーナスさま」ではあるが…
しかしどうして、夫婦共にコロナワクチン接種の「副反応が皆無」と言えるような状況だったのだろうか?
私の周辺情報でも、第2回目接種の副反応発症率は、一般に報じられているよりは、はるかに高いように感じる。
夫婦どちらにも「無い(ほぼ皆無)」というのは、かなり稀なケースであると思えるのだ。
私が、重度の花粉症から2年連続で解放(https://triglav-research.com/?p=31109)され、元々高かった「免疫力(NK細胞の活性値)」がさらに向上したのは「マヌカハニー」の効果(https://triglav-research.com/?p=29719)だと考えていた。
だが、社主さまは、あの独特な臭いが苦手との事で、マヌカハニーを毎朝のヨーグルトには添えていない。
私達2人の食生活上の最大の共通点は「自家製黒ニンニク」の方だ!
COVID-19パンデミックの初期の頃、確かWHOが「ニンニクにコロナ予防効果はない」と発表していた事を思い出した。
その時「WHOがそう言うなら、実際は逆で、効果があるに違いない!」と確信したのも覚えている。
あれ程に信頼に値しない組織は貴重かつ有益である。個人的には「逆の事」をすれば報われるような気がする。
ちなみに「金融業界」では、いつも予想を外すエコノミストやアナリストは「リバース・インディケーター(reverse indicator)」と呼ばれ、とても重宝、かつ、愛される。
彼らと逆のポジションを持てば、確実に儲かるからだ。
銀行アナリストである私は、瞬時に分析・判断し、社主さまに伝えた。
「やっぱり黒ニンニクがNK細胞を活性化させて、コロナだけじゃなく、ワクチンの副反応を押さえ込んでいるような気がするんだよね。理論的裏付けのない直感だけど。」と伝えた。
社主さまからは「あなたがそう言うのなら、そうなんでしょう…」という素っ気ない言葉が返ってきた。
そう、With COVID19時代に何よりも大切なのは、理屈ではない。
何かを信じる「心の免疫力」なのだ!