「楓の丘」実現に向けての長い長い道のり—楓3姉妹の移植が終わった…

今週の火曜日から、仕事が一段落した後に「楓3姉妹」の庭への移植を始めた。

「楓3姉妹」とは、2018年の春に、我が家の敷地と財産区林の境界付近に自生しているのを発見し、鹿の食害から守るために植木鉢に移植して、オフィスウッドデッキで大切に育ててきた3本の楓の事である。

社主さまと女の子が生まれたら「楓(かえで)」と名付けようねと決めていたにもかかわらず、結局、3兄弟を育てる事になってしまった我が家にとって、楓は「女の子」を意味する。だから「3姉妹」だ。

2018年の春に、植木鉢に移植を終えた直後の楓3姉妹。手前から次女、次が三女、そして長女。

植木鉢に移植した当時は、樹高は最も高いもので45cm程度、最も低い木は30cm程度に過ぎなかった。

あれから丸3年が経過して、最も樹高の高い「長女」は約3m、「次女」が2.2m、「三女」が1.2mに育った。

植木鉢移植時と樹高の順番は変わらなかったが、こんなに差(1.8m)が大きくなるとは思わなかった。

移植前の楓3姉妹。手前から「三女」、次が「長女」、そして「次女」

元々、昨年秋の時点で今春の庭への移植は決定済み。

今年の1月20日に、敷地内の赤松、唐松、白樺を計11本伐採したので(https://triglav-research.com/?p=29934)、その代わりの役目を部分的に担ってもらう計画だったのだ。

これまで、赤松や唐松の伐採を進め、その代替として、ソメイヨシノ、ヤマボウシ、カリン、洋系メイプル等を植えてきたが、それらはすべてホームセンター等で購入したものである。

自生していた樹木を保護して、十分に育ててから庭に移植するのは今回が初めてだ。ゆえに、喜びは一入。

移植場所は「長女」がメインウッドデッキの側、「次女」が、1月に敷地内で最も大きかった白樺を伐採した場所の周辺(町道ロータリー脇)にすぐに決まった。

長女はメインウッドデッキの脇に移植。ヤマボウシ、ナナカマド、ウワミズザクラ等のある広葉樹スペースのセンターのポジションだ。
次女は1月に伐採した白樺の切り株の近くに移植した。枕木スロープにも近い一等地だ。

ちょっと迷ったのが「三女」だ。樹高が最も低いので、もう1年、オフィスのウッドデッキで育てるという選択肢もあった。

だが、結局、敷地西側のシュガーメイプルとニセアカシア(ハリセンジュ)の中間という「樹木空白地帯」に植える事とした。

鹿軍団が敷地西側から侵攻してくる際の最前線である。

三女はサトウカエデとニセアカシアの中間で、木を伐採してちょっと窪地になった場所に移植した。西の防衛の最前線だ。

無防備なままの移植では「楓大好き鹿軍団」は容赦なく新芽を貪り食い、樹皮を囓り剥ぐ事だろう。

そんなわけで、先日、茅野のセリアで調達した部材でしっかりと防御柵を設置。

シンプルな構造なのだが、シュガーメイプルやクリムゾンキング(ノルウェーカエデ)等の防衛戦線で、対鹿軍団の防御力は折り紙付きである。

火曜日に「長女」、水曜日に「次女」、そして今日の夕方に「三女」の移植を無事に終え、達成感に浸る。

先輩格の「異形のソメイヨシノ」は満開だ。

八ヶ岳ブルーの空に異形のソメイヨシノがとても美しかった。
観察基準花はこんな状態になった。蕾が開くまでは長いが、開花から散るまではあっと言う間だな…
満開の盛りは今日だったかもしれないな…

楓3姉妹が、紅葉の時期に、我が家の庭を艶やかに彩る光景を思い浮かべてしまった(ちょっと気が早いかな…)。

3姉妹の移植が終わって、ちょっと寂しくなったオフィスのウッドデッキには、メインウッドデッキから新たに3鉢の楓を運んできた。

実は、こちらのNew3姉妹は、昨年の春、草刈りの際に敷地内で自生していたのを見つけて保護したもの。

初代3姉妹よりも樹高が低く、葉の枚数も少なかったが、新芽が出始めているので何とか冬は越せたようだ。

昨年の春、草刈りの際に発見したNew楓3姉妹。発見した時の状況は、旧3姉妹と比較するとかなり悪かった。1年メインウッドデッキで保護したが、樹高はどれも40cm程しかない。

このお嬢さん達も2~3年後には庭に移植できるようになるとイイな…

本宅とオフィスが所在する富士見高原の別荘地区名は、日本語で表現すると「楓の丘」である。

だが、21年前に私が八ヶ岳ライフをスタートさせた時点では、敷地内に自生している楓(メイプル)は皆無であった。

以来、名実共に「楓の丘」を実現する私の長い道のり(悲願)が始まった。

今日、新たなステージに進んだのは間違いないな…