慣れない事をやってみた!—「初めての焚き火料理」の結果は?

私は、基本的に「料理」はまったくしない。理由は簡単で、味覚にあまり自信がなく「苦手」だからだ。

今年の3月で結婚して丸36年になるが、社主さま(家内)の手料理をいつも「美味しい、美味しい」と言って残らず平らげてきた(いる)。

料理に関して細かいこだわりみたいなモノはないが、最近は「焼き芋」をとても美味しく思えるようになってきた(料理と言えるかどうかは、やや疑問であるが…)。

それも、八ヶ岳の「焚き火台」で焼く「焼き芋」だ。勿論、これも社主さまが焼いてくれるので、私は味わうだけだ。

そんな私が、昨日、茅野から小淵沢に向かうD4車中で、無性に「焼き芋」が食べたくなった。

ツルヤさんの茅野店で美味しい焼き芋を売っていることは知っていたが、タイミング悪く、既に茅野を離れた後だった。

さらに、社主さまは一足早く、新百合ヶ丘の自宅に戻ってしまっている。仕方ないので、一度は我慢しようと決めた。

だが、所用で「道の駅こぶちさわ」に立ち寄ったら、野菜販売コーナーでサツマイモが売っていたのである。

「白州べにはるか(税込み270円)」か…  なんか、甘そうだな! 思わず買ってしまった。

道の駅こぶちさわで「白州べにはるか」を思わず買ってしまった!

もうこうなると、私自身が「焼き芋」という「高難度の料理」に取り組むしかなかった。

Webで調理方法を調べると、実に様々なやり方が紹介されていた。

その中から愛読誌「BE-PAL」のお奨め方法を参考にチャレンジすることに決定。私にとって「初めての焚き火料理」でもある!

まずは焚き火を「熾火」状態にする(こりゃ簡単だ!)。

焚き火慣れしているので、「熾火」状態にするのは簡単だ。さあ、サツマイモの準備をスタートしよう!

次に、サツマイモを新聞紙1枚で包んで、ざっと水にくぐらせ、軽く絞る(ナルホドね)。

新聞紙1枚で包む。ニッキンだけど大丈夫かな?
新聞紙に包んで水にくぐらせ、軽く絞る。こんな感じかな?

続いて、新聞紙に包まれたサツマイモを、アルミホイルでしっかりと包む(フムフム)。

アルミホイルなんて久し振りに触ったな。

焚き火の中心に熾火を集め、その端にサツマイモを置く(熾火の中央に置いては駄目なのか?)。

サツマイモの片面が熾火に接した状態にして、太目のサツマイモのなら20~30分程焼く(Google嬢で25分にタイマーセット)。

途中で何回か熾火の位置を調整する(ラジャー)。

時間が経ったらサツマイモをひっくり返して、反対側を同じ程度の時間、熾火に接した状態とする(片面ずつ焼くんだな)。

25分経過。今度は逆の向きに置き換えた。

両面を焼き終えたならサツマイモに串を通す(串なんて何処にあるかわからないから、割り箸を削って代用しよう!)

細長い串なんてどこにあるかわからないので、割り箸を削って代用。小細工の魔術師の真骨頂だ。

串がスッと通るようなら、サツマイモの中心にも火が通っている(スッと通るって感じがわからん。取り敢えず片面5分ずつ焼き時間延長!)。

結局、約1時間掛けて焼いて、慎重に焚き火から取り出した。大きめの皿に置いて、オフィスに運んでドキドキしながらご開帳。

オフィスに運んでアルミホイルを剥がした。あれっ、新聞紙が湿ったままだぞ。やっぱり焚き火から出すのが早かったかな?

あれっ、新聞紙が湿ったままだぞ。まだ早かったかな?

失敗した場合でも挫けないように、「檄!帝国華撃団」をBGMに焼き芋を手に取った。

ふにゃっ  左手から右手に持ち替えて、ちょっと皿に押し付けたら、簡単に2つに折れた。見事に火が通っていてホカホカ、それでいてシットリもしている。

柔らかくて甘くて、これまで食した「焼き芋」の中では、間違いなくNo.1だぞ!

味は? まろやかな甘味で超美味!

これまでの人生で食した「焼き芋」の中で、間違いなく1番美味しかった!!

こうして、私の初めての「焚き火料理」は大成功\^^/

もしかすると、私は「焼き芋の天才」かもしれないぞ!