甦る20年前の八ヶ岳—『伊達と酔狂』の物語の始まり

デスクトップPCやGoogle Nest Hub等の画面の背景画像は、八ヶ岳滞在中に撮影した写真をランダム表示する設定にしている。

毎月月末が近づくと対象フォルダを変更するのが習慣化しているので、昨晩、その作業を済ませた。

今朝、PCの画面を見て驚愕。

やたら画質の悪い雪に埋もれた八ヶ岳本宅の写真が次から次へと表示されるではないか。

何だこれ? と思いつつも、懐かしくて眺めてしまった。

確認してみたら、写真を表示するフォルダを「2021年」に設定したつもりだったのだが、誤って「2001年」とした事に気が付いた。

ちょうど20年前の1月~2月の写真が表示されていたのである(老眼も進むわけだ)。

八ヶ岳本宅を購入したのが1999年、実際に八ヶ岳ライフをスタートしたのが2000年の夏なので「八ヶ岳の冬」の最初の洗礼を受けた際の写真が表示された事になる。

しかしまあ、凄まじい雪の写真ばかりだな…

撮影日を確認したら2001年2月4日だった。ほぼ20年前。シンボルツリーのウラジロモミはこんなに樹高が低かったんだ。手前のシラカバは先日伐採したばかり。幹の太さは20年で倍近くになっていたように思う。しかしまあ、凄い雪の量だ。

当時の愛車はPAJERO。

この年の8月にはランクル100に乗り換えたので、PAJEROとしては最初で最後の八ヶ岳の冬の写真である。

雪に完全に埋もれて、押し潰されそうじゃないか (°0°)

八ヶ岳ライフをスタートさせた20年以上前は、この程度の雪は当たり前だったんだよな… 地球温暖化の影響でいかに八ヶ岳界隈の積雪量が減っているかを実感する。
八ヶ岳ライフスタート時の愛車は赤いPAJEROロングだった。だが、どうも頼りなかったので、2001年の夏にはランクル100に乗り換えた。今となっては貴重な写真だ。

2013年の11月に亡くなった愛犬のカリンが雪の中を嬉しそうに飛び回る写真もある。

2013年11月に亡くなった愛犬「カリン」。八ヶ岳が大好きで敷地内をノーリードで遊び回っていたな…

本宅屋根に積もった写真の雪の厚さは60~70cmはあるだろうか?

撮影日を確認したら2001年2月4日だった。ほぼ20年前。本宅の上に積もった雪は60cmは軽く超えていそうだ。

まあでも、昔はこの程度の雪は珍しくなかったんだよな。

地球温暖化を実感させる写真ばかりだ。

本宅のメインウッドデッキの広さは現在の半分以下。

当時のメインウッドデッキはこんなに狭かったんだな。ガーデンテーブルが雪に完全に埋もれている。
現在のメインウドッデッキ。広さってこんなに変わったんだ…

現在のオフィスが建っている場所には当然ではあるが何も無い。

現在のオフィスがあるスペースは針葉樹が数本生えていただけだった。写真中央に写っているBBQコーナーは数年前に雪の重みで潰れて取り壊された。
すぐ上の写真と同アングルで撮影した現在の状況。この写真を見ると敷地内改造に時間とお金を注ぎ込んだ自分の20年間が浮かび上がる。

枕木350本を調達して、駐車場⇒スロープ⇒テラスと増設していったのはこの年のGWだったので、雪に埋もれた写真の下には何も構造物はないはずである。

それにしても、20年以上も掛けて徹底的に「自分好みの住+職場環境」に改造していったんだな。

我ながら感心してしまう(呆れるというべきか)。

それに費やした時間とお金は… 計算するのはやめておこう!

まあでも、社是である『伊達と酔狂』を忠実に実践してきたのは間違いなさそうだ。

この頃が物語の始まりだったんだな…