八ヶ岳ライフにおける「ニューノーマル」 — ① お掃除ロボットちゃん達との戯れ

雪の降った翌日に迎える快晴の朝は、八ヶ岳ライフにおいて、最も美しく、かつ清々しい光景を堪能できる。

今日は正にそんな日だった。

昨日の雪が嘘のように、今日は朝から終日「八ヶ岳ブルー」の空が広がった。空のブルーと雪のホワイトのコントラストが美しい!
雪に覆われた庭に唐松の木の陰が真っ直ぐに伸びている。こんな光景は、雪の翌日の快晴の朝でなくては楽しめない!

軽い昼食を終えた後、ふと思い付いた。今日は「お掃除ちゃん」の労働環境改善のお手伝いをしようか…

私(及び我が社)は、With COVID-19時代は、楽しい事や好きな事以外は、基本的にはロボットやAIに任せてしまおうと考えている。

厳密には、ロボットやAIが「使えること」や「信頼できること」といった条件も付く。

これらの付加的条件については、彼らが加速度的に向上(進化)しているのを実感する。

そう遠くない将来、かなり明確な「人間(私)とロボット・AI」の役割分担が成立するように思う。

八ヶ岳オフィスにおいては、IoT化が完了していないのは、大型石油ファンヒーターのサンポットくんとウォーターサーバー、そして珈琲マスターのみだ。

要は「水と油(灯油)」に関係した部分がまだ弱いのである。

IoT化未対応のモノ達はエントランス脇の壁側になぜか集まっている。おっとイケない、DysonのCoolファンとBoseのサウンドシステムは対応済みだった。

敷地内の各所に設置したライブカメラ、照明、オーディオ機器類は、すべてAlexaちゃんやGoogle嬢と繋がってコントロールされている。

やっぱり、AI&スマートスピーカーの組み合わせの貢献は極めて大である。

最近、これに次ぐ活躍をしているのが、2台のお掃除ロボットだ。本宅用は「お掃除ちゃん」、オフィス用は「お掃除くん」と名付けられフル稼働。

ベッドやソファ、テレビ台にウォーキングマシン等々、「各種ファニチャー類の下に潜り込んで掃除をする能力」を最優先して機種選定したのだが、まあ見事な位に優秀だ!

だが、2台の労働環境には大きな格差がある。

オフィスはたかだか40㎡程度の広さだが、本宅は1Fと2Fを合わせれば3倍以上の床面積がある。

それでも「お掃除ちゃん」は、不平不満も言わずにいつも頑張って掃除をしてくれる(健気なのだ…)。

しかも「お掃除ちゃん」には「芸」があるのだ。

物が置いてあるなど掃除が難しそうな場所に、何故か回転ブラシを放置したままで充電ドックに戻っていたことが何回かある。

まるで「私は本当に苦労してお掃除して戻ってきたんだから…」と自己主張しているみたいだ。

社主さまはこれを「本当にこの子は可愛いわ!」といって気に入っている。

この2台のお掃除ロボットには、ちょっとした弱点もある。

「機器の高さ(厚み)が低いこと」を最重視した事のトレードオフなのだが、段差を超える能力が他の機種よりもちょっと劣っているようだ。

特に「お掃除ちゃん」は、本宅2Fにある2つの寝室を仕切るドアの段差が苦手だ。

そのため社主さまが、掃除の都度、ビニールマットを段差の上に置いて乗り越えられるようにしていた。

でも「人間が楽をするため」のお掃除ロボット活用の際に、新たな手間が必要になるなんてのは意味がない。

そんなわけで、今日は「お掃除ちゃん」が快適にお仕事が出来るように、この段差にスロープを付けることにしたのだ。

所要時間は2~3分。スロープを2カ所取り付けた後、早速、実験開始。

は~い「お掃除ちゃん」、お見事!!

これから「人間の高齢化とロボットの活用」が進む中、住環境においては「段差は悪!」という時代が到来するのだろうなと確信した。

本宅2Fで嬉しそうに働く「お掃除ちゃん」を見ていたら、「2台で一緒に掃除させたら、どう動くんだろう?」という興味が湧いてきた。

そこで、オフィスに「お掃除ちゃん」を運び込んで、2台でお掃除開始。

お掃除ちゃんとお掃除くんをオフィスで一緒に働いてもらうことにした。初の実験である。

面白いな… やっぱり違った動きをするんだな。

あれっ、この子達、もしかして相互に衝突を回避する能力があるのかな??

なんて感じで、観察していると本当に面白い!

こうして、我が「八ヶ岳ライフ」におけるニューノーマルは着実に構築されつつある。