今日は決算分析作業は一休みとして、朝から経済誌・金融誌のチェックをした。午前11時前には一通りの作業を終え、オフィスから本宅に移ろうとした際に、オフィスエントランスのデッキの上にキャメルカラーの針のような葉が沢山散らばっている事に気が付いた。
すぐにオフィスの屋根の上を見上げた。今年も「唐松の黄金のシャワー」の時期が到来したようだ。唐松は「針葉樹」であるが、紅葉もすれば落葉もする「お洒落な樹」だ。
針のような葉が落葉する際に太陽の光に照らされると、それがまるで「黄金のシャワー」が降り注ぐような光景となり本当に美しい。快晴の日の夕方の風情は幻想的でもある。そしてこの「黄金のシャワー」は、紅葉の季節が終わりを迎え、八ヶ岳に本格的な冬のシーズンが到来する事を意味する。
今日も空は典型的な「八ヶ岳ブルー」。風は優しくそよぎ、外気温は16℃と快適だ。そんなわけで、昼食前に敷地内を散策する事にした。
財産区林との境界に立って敷地を見上げる。すぐ目の前にはツリーハウス建設のために整備してきた約100坪の三角地があるのだが、結局、今年もツリーハウスまでには手は回らなかった。
だが、本宅とオフィス2棟のログハウスは、夏場に塗装を終えメンテナンスは万全だ。安心して八ヶ岳の過酷な冬を迎える事が出来る。
15分程掛けて敷地内を1周した後は、オフィスに戻って珈琲カップとBoseのSoundLink Revolveを手に取り、庭の縁台に向かった。屋外で音楽を楽しむ際には、この360度全方位再生の円筒型スピーカーが最適・最強のお気に入りなのだ。
Spotifyに自分で選曲・作成した「風の歌」プレイリストを指定してシャッフル再生。「風と少年とたまご」が流れ始めた。
「風笛」が流れるまでは縁台に座って珈琲を味わう事にしようと決めた。その後は、瑞風→風のとおり道→人と風の中に→風の詩と続き、結局「風笛(Orchestra version)」が再生されたのは6曲目だった。30分程は縁台の上で過ごした事になるだろう。
珈琲を飲み終えた後は、縁台に寝転がって財産区林方向の空を眺めた。唐松のシャワーが光り輝きながら顔の上に舞い落ちてきた。
「至福の時」である…